NEXT...F1開催スケジュール

ロシア副首相、F1ロシアGP開催に自信

2014年09月21日(日)16:45 pm

ロシアでは、10月に予定されているF1ロシアGP(10月12日決勝)の初開催に向けた準備を推し進めている。

ウクライナ情勢をめぐるロシアへの批判が高まる中、アメリカやヨーロッパ諸国はロシアに対する新たな制裁措置を発動するという状況となっている。

ロシアGPでは、8月末に19歳になったばかりの若手ロシア人ドライバーであるセルゲイ・シロトキンがザウバーから金曜フリー走行1回目に出走する予定となっている。それは、財政危機に陥っているザウバーとロシア企業団によって結ばれた「救済契約」の一環をなすものだと考えられているが、その契約による資金投入はここ数か月にわたって滞っていると伝えられている。

ヨーロッパにおいてさらに厳しい制裁措置がロシアに発動されたことが、その契約の履行を妨げているというようなことがあるのかとシンガポールで尋ねられたザウバーの女性チーム代表モニシャ・カルテンボーンは、「それが影響しているわけではありません」と答えている。

そして、そうした制裁措置にもかかわらず、ロシア自身も強気の姿勢を崩していない。ロシアの副首相であるドミトリー・コザックは、国営通信社の『Itar Tass(イタル・タス通信)』に対し、冬季五輪大会が開催されたソチのオリンピックパークに建設されたサーキット関連施設はロシアGP開催準備がすっかり整えられているとし、次のように明言した。

「制裁措置がレースに影響を及ぼすことはない」

さらに、RAF(ロシア自動車連盟)も、鈴鹿で開催される日本GPの翌週に予定されているロシア初のF1レース開催に自信を見せている。

「当局幹部が1週間前にここを訪れ、サーキットはよく準備が整えられていると認めた」

そう語ったRAFのビクトル・キリャノフ会長は次のように付け加えた。

「小さな不備はあったが、主催者たちはすでにそれに対応している。本日、私は、ソチでのグランプリ開催準備は整ったと言うことができる」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック