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ダニカ・パトリック、F1転向の可能性を完全否定せず

2014年06月17日(火)12:51 pm

アメリカのNASCARに参戦している女性ドライバーのダニカ・パトリックが、将来的にF1転向する可能性を否定しなかった。

1982年生まれのパトリックは、10歳のころからカートレースを始め、その後トヨタ・アトランティック・シリーズなどを経て2005年にインディカー・シリーズにフル参戦。有名なインディ500マイルレースで女性史上最上位となる4位入賞を果たすなどの活躍で一躍人気ドライバーの仲間入りをしていた。2008年には日本のツインリンクもてぎで行われた第3戦で、インディカー史上初の女性ウィナーとなるなどの活躍を見せ、日本でも高い人気を得ていた。

その後、NASCARへと転向し、現在は2016年からF1に新規参入することが決定している米国発F1チームプロジェクトのオーナー、ジーン・ハースが共同オーナーを務めるスチュワート・ハース・レーシングに所属している。

ハースは、世界で最も有名な女性ドライバーとされるパトリックについて自分の立ち上げるF1チームにとっては「夢のドライバーだ」と語っている。だがそのハースも、パトリックが2016年には34歳となるという事実は、F1ドライバーとなるには課題となるかもしれないと認めていた。

ハースは、F1公式ウェブサイトのインタビューに次のように答えている。

「問題は、夢のドライバーについてだったよ!」

「だが、彼女は完全に必要条件を満たしている」

そのパトリック自身は、『Toronto Sun(トロント・サン)』に次のように語っている。

「私も不可能なことなどないと思います。ですが、まだ誰も何も言ってきていません。私はレースができる限り、今の場所に満足しています」

「私は今ちょうどスプリントカップ(NASCARのトップカテゴリー)でのレースのコツがつかみ始めてきたところなんです」

そう語ったパトリックは、次のように付け加えた。

「もちろん、もしジーンが私のところに来れば、彼に敬意を表するためにも話を聞くでしょう。ですが、これから3度目のキャリアをスタートさせるには私はすでに年を取り過ぎていると思います」

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