ゲーマー出身のレーシングドライバーが、レッドブルとの契約を勝ち取り、F1王者チームの育成ドライバーになった。
今回レッドブルと契約したのは、イギリス出身のヤン・マーデンボロー。日産と人気ゲーム「グランツーリスモ」のドライバー発掘プログラム「GTアカデミー」の2011年優勝者だ。マーデンボローはGTアカデミーで勝利後、ル・マン24時間やF3で活躍してきた。
そして、2014年のマーデンボローはレッドブルと契約し、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーのGP3チーム、アーデンからGP3に参戦。レッドブルのドライバー育成プログラムにも参加する。
「カートやシングルシーターからF1へ来るという従来のルートは、成功を収めてきた。しかし日産とプレイステーションは、全く異なる道を探り、ゲームだけで練習してきた人の中から、才能豊かなドライバーを発掘し始めている」とレッドブルのドライバー育成責任者アンディ・ダメラムは語った。
マーデンボローは、「僕にとって今シーズンは、僕のF1デビューを決められる人たちにアピールできるチャンスになる。全力を尽くすよ」と意気込んでいる。