マクラーレン会長のロン・デニスがロス・ブラウンと会って話し合いを行ったことを認めた。
メルセデスAMGチーム代表の座を下りたブラウンは、しばらく休んで「早くとも来夏まで」将来のことは考えないとの姿勢を守っている。
ところが、ブラウンはすでにホンダとのつながりを取りざたされている。ブラウンは、2008年にホンダがF1を撤退するまでブラックリーの本拠地(現在はメルセデスAMGのHQ)でF1プロジェクトの指揮をとっていたのだ。
そのホンダだが、今度はマクラーレンのエンジン供給メーカーとして2015年にF1に戻ってくる。
ブラウンとの交渉についてイギリス『BBC』に質問されたデニスは、次のように答えている。「会話だったら交わしたよ。お互い、長年モータースポーツで飯を食っている大人なんだ。人生について語り合ったっていいだろう」
「その後の話題は、誰もが想像するような内容さ。できることできないことは見極めておかないとね」
「私の理解では、彼は一年休みをとるつもりらしい」とデニスは語りこう締めくくった。「私がきいたところでは、それが彼の意志だ」
一方のブラウンは、デニスとの話し合いについてコメントを拒否している。
「誰々との交渉のテーブルに招かれたなどと私から言うわけがないだろう。そんなのフェアじゃないし、不適当だ」と、ブラウンは語った。
「来年初頭、釣りの旅に出る。再びF1の世界に戻ってくるかどうかは、その時になってみないと分からないね」