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ロータス、負債は約160億円と認める

2013年08月25日(日)19:00 pm

ロータスが金銭トラブルに陥っているとの報道に、同チームのオーナー、ジェラルド・ロペスが反論した。

伝えられるところによると、その負債は実に1億2,000万ユーロ(約158億4,000万円)。チームのエースであるキミ・ライコネンへの支払いが遅れているほか、新投資パートナーであるインフィニティ・レーシングとの関係も怪しいという。

負債は2,800万ユーロ(約36億9,600万円)程度との説もあるのだが、本当のところはどうなのか。

ロペスはドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に、こう語る。「負債は1億2,000万ユーロで間違いない。ただし、その5分の4は自分のポケットからの持ち出しだ。つまりジェニイだよ。チームのスポンサーになる代わりに、ローンを組ませて貸し付けているのだ」

従ってロータスに早急な金の返済を求めることはないと、ロペスはいう。

「何より、今後も引き続きチームの資金は潤沢であることをはっきりさせておきたい。金を取り戻すのは今か、あるいはもっと後か、それは分からないがね」

「現在もチームのパートナー探しは続けている。別に急いで資金を取り戻したい訳じゃない」

だから今は冠スポンサーも付けないのだそうだ。

「安い契約なら結ぶこともできた」と、ロペス。「しかし、チームの競争力の観点から、われわれには多額な資金を提供してくれるスポンサーが必要なのだ」

「いま3年や4年、あるいは5年の契約を結んで後悔はしたくない」

うわさは置いておいて、表面的にロータスは健全なチームに見える。給料支払いの遅滞に怒ってはいるが、ライコネンは、まだタイトル争いに食い込んでおり、チームはチームで、今季マシンに加えて2014年型の開発に精力的に取り組んでいる。

「現在われわれは、(2013年型)マシンのロング・ホイールベース化を進めている」と、ロペスは明かす。「将来的には、とても安定していると思う」

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