シルバーストンで行われたAuto GP第4ラウンドをランキング首位で終えた佐藤公哉(ユーロノバ)が、「ランキング首位でこの大会を終えられたのは良かった」と振り返っている。
シリーズ第4ラウンドにして、初めてレース経験のあるコースで戦えた佐藤。予選では、佐藤が好タイムを記録しながらセクター2を通過したところで赤旗による中断があるなど、運に恵まれず6番グリッドからレース1を戦うこととなった。
決勝ではスタートに失敗して9番手に後退。その後、義務化されているタイヤ交換をレース終盤まで遅らせて3番手に浮上したところでピットへ。7番手で戦列に復帰した佐藤だが、順位を上げられずにそのままゴールとなった。しかし、優勝者がペナルティーを受けたため、佐藤は6位に繰り上がっている。
3番グリッドにつけた第2レースでは、見事なスタートで首位に浮上。タイヤ交換に手間取り、ピットストップ後には2番手のドライバーが迫ったが、追撃を振り切って今季3勝目。全8ラウンド中の半分を消化した現時点でランキング首位の座を守っている。
「ランキング首位でこの大会を終えられたのは良かったのですが、クルマについては?直すべき点が多くあります。また、前大会も今大会も僕は幸運に恵まれた面があります。現状に満足せず、次の大会に向けてしっかりと準備を整えます」と佐藤はコメントした。
チームメートの黒田吉隆は、レース1で12位、レース2は11位に入り、惜しくも入賞を逃した。