NEXT...F1開催スケジュール

ウィリアムズ、F1デビューのボッタスを長い目で見守る

2013年01月14日(月)12:08 pm

2013年シーズン、ウィリアムズからF1デビューを飾るバルテリ・ボッタスがF1で十分に力を発揮できるようになるまで、チームは少なくともシーズンの半分をかけて見守る構えでいるようだ。

ウィリアムズのリザーブドライバーだった昨シーズンは、ほとんどのグランプリで金曜日に行われるフリー走行1回目を担当し、いつでもF1デビューできるよう準備を重ねてきたボッタス。今シーズン、念願かなってレースドライバーの座を見事に射止めた。

TV局『MTV3』にリザーブドライバー時代の2012年シーズンを聞かれると、次のように振り返った。

「精神的につらかったよ」

「フリー走行1回目が終わるころ、ようやくリズムがつかめたと思ったら、クルマを手放さなければならなかった。もっと長く運転できれば、より一層クルマを改善できたのにって思っていた」とボッタス。

「もちろん決勝レースを見ているときも、ああしておけば良かったって考えたりしていた。そう簡単ではなかったよ」

「特にハンドルを握る機会がまったく無かった週末ともなると、とても長くてね」と言ってボッタスは笑って見せた。

シーズン開幕が待ちきれない様子のボッタスであるが、ウィリアムズは焦る必要はないと促している。ウィリアムズの共同オーナーで、ボッタスのマネジメントも手がけるトト・ヴォルフは、スイスの『Motorsport Aktuell(モータースポーツ・アクチュエル)』に対し、ボッタスがしばらくのあいだ、「子イヌのように守られた」時間を過ごすだろうと語った。

「ボッタスには多くの走行距離とレース経験が必要だ」

「速さと人並み外れた知性があるが、われわれは整った環境を与えなければならない。そうすれば、ボッタスは自分の可能性を最大限にいかせるだろう」

ヴォルフはさらに次のように続けた。

「たとえクルマに競争力があっても、(開幕戦のオーストラリアGPが行われる)メルボルンでボッタスが2列目にいることはないだろう」

「シーズンの中頃までに、クルマから最大限の力を引き出せるようになると私は信じている」と結んだ。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック