ディートリッヒ・マテシッツが、伸び悩むレッドブルの兄弟チームであるトロ・ロッソにゲキを飛ばした。
元ミナルディで、現在も本拠地をイタリア・ファエンツァに置くトロ・ロッソは、オーストリアのエナジー飲料メーカー、レッドブル社主マテシッツが所有する第2のチームだ。兄的な存在のレッドブル・レーシングは、ここ数年、選手権を独占している。
対照的にトロ・ロッソは過去3年、コンストラクターズ選手権で8位ないし9位に沈んでばかりだ。
FIA(国際自動車連盟)の新しいウェブ広報誌『Auto(オート)』で特集を組まれたマテシッツは、インタビューでこう語っている。「トロ・ロッソはF1の新人を教育するチームだ。レッドブル・レーシングとは目的が違う」
「しかし、だからといってあの程度のマシンしか開発できないようでは困るよ。トロ・ロッソには大幅に進歩することを要求するよ」