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ロータス、安定性重視で可夢偉獲得か 海外メディアも報道

2012年11月29日(木)17:12 pm

日本を中心に、小林可夢偉(ザウバー)がロータスへ移籍するのではないかと報じられていたが、海外メディアも可夢偉がロータス入りする可能性があると伝え始めた。

今季限りでザウバーを放出されることに決まった可夢偉。F1残留に向けてはスポンサーによる資金持ち込みが重要になるが、難しい経済状況の中、スポンサー探しは難航していた。そのため可夢偉は、募金サイト『KAMUI SUPPORT』を立ち上げ、ファンに支援を呼びかけている。すでに募金額は1億円を超えた。

可夢偉の移籍先としては、フォース・インディアが有力だとされ、まだドライバーが1人しか決まっていないロータスの候補になっている可能性があるとも伝えられていた。しかし、ロータスの現ドライバーであるロメ・グロジャンは、フランスの大手石油企業トタルの支援を受けており、同社がロータスのスポンサーになっているため、残留の可能性が高いとみられた。

ロータスが来季ドライバーを1人しか発表していない事実。そして、可夢偉が「今シーズンと同等もしくはそれ以上の活躍が見込めるチームを第一優先に」交渉を進めていると公言していることから、日本国内を中心にロータスも移籍候補だと伝えられていた。しかし、海外メディアではグロジャンが残留するというのが大方の見方だったのも事実だ。

そんな中、フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙のヘイキ・クルタ記者が、ロータスが可夢偉獲得を検討していると伝えた。

クルタによると、今シーズンのグロジャンは速さを見せたものの、成績の浮き沈みが激しかったことから、もっと安定したドライバーであれば、チームランキングでさらなる上位を狙えたのではないかと考えているとのこと。グロジャンが今季96ポイントを獲得したのに対し、チームメートのキミ・ライコネンは207ポイントを獲得。一時期はシーズン中の解雇もうわさされるほど、グロジャンはクラッシュが多く、ポイント獲得を取り逃すレースも目立っていた。

そこで浮上したのが可夢偉だという。今季の可夢偉は獲得ポイントではチームメートに負けたものの、安定した走りには定評がある。

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