ブルーノ・セナ(ウィリアムズ)がF1アメリカGP(11月18日決勝)で見せた不機嫌な表情は、セナの将来を物語っている。2013年のシート確保についで聞かれたセナの雰囲気が明らかに悪くなったのだ。
セナの所属チームであるウィリアムズは、セナの放出と若手ドライバーのバルデリ・ボッタス(リザーブドライバー)のレースドライバー昇格を計画していると言われており、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)の残留が濃厚で、来季チームメートが誰になるか、注目が集まっている。
報道によると、セナのスポンサーはウィリアムズ以外のチームで活路を見いだそうとしているようだ。
一方でセナの母国ブラジルの『Totalrace(トータルレース)』は、2013年シーズンについて聞かれたセナが短い返答しかしない、あるいは質問を繰り返すあたりにセナの将来の不確定さが現れていると伝える。
ある報道関係者がセナに「来年について、新しいニュースはある?」と聞いたところ、セナの返答は「ない」の一言だった。
さらにその報道関係者が「何も状況は変わっていない?」と畳み掛ければ、セナは「何も状況は変わっていない」と、聞かれたことをそのまま繰り返したのだ。
セナとのやり取りについて『Totalrace(トータルレース)』は「ほかにどんな質問をしても、セナの答えは同じようなものだった」と明かしている。