2013年F1シーズンからマクラーレンに移籍することが決まっているセルジオ・ペレス(ザウバー)が、2014年にフェラーリ入りする可能性があったことを認めた。
ペレスはもともとフェラーリのドライバー育成プログラムに加わっているが、来年からはフェラーリの長年のライバルであるマクラーレンで走ることを決めた。その決心を固めるまでの経緯を、ペレスが『El Mundo(エル・ムンド)』に明かしている。
「2014年にはフェラーリへ移籍したかったんだ」
そう話すペレスは、フェラーリの母国レースであるF1イタリアGP(9月9日決勝)が行われたモンツァで会談してからは、フェラーリと相思相愛だったという。
「フェラーリは僕に強い興味を示してくれた。ところが今はそうじゃない」
そして、マクラーレンと契約を交わした日を思い返して「あの日はベッドの上で跳ね回って、友だちとテキーラで乾杯したよ」と明かした。
ペレスはトップチームのドライバーとなる興奮を隠せない様子だが、来シーズンからペレスのボスになるマクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは次のように忠告している。
「来年のF1開幕戦オーストラリアGPに挑むとき、ペレスの肩には大きなプレッシャーがかかっているだろう」
「ペレスはそれを理解しているつもりで、全く理解していない」