ルノーと軽量スポーツカーメーカーのケーターハムが5日(月)、スポーツカー開発で提携することを発表した。
両社の発表によると、現在はルノーが株式を100%保有しているアルピーヌ・ルノーの株式50%をケーターハムが取得し、2013年1月にオトモビル・アルピーヌ・ケーターハムを設立。フランス・ノルマンディの工場でスポーツカーの製造を行っていく。
アルピーヌは、1956年に設立され、当初はルノー車を改造した車両でレース参戦を行い、ラリーやル・マン24時間で活躍。現在はルノー傘下になっており、ルノー・スポールの生産などを行っているが、「アルピーヌ」ブランド自体は事実上の休止状態になっていた。しかし、今年のF1モナコGPでコンセプトカーの「アルピーヌA110-50」が発表され、アルピーヌ復活が示唆されていた。
新設されるオトモビル・アルピーヌ・ケーターハムは、スポーツカーを開発し、生産はアルピーヌが拠点を置いてきたディエップの工場で行われる予定だ。
ルノーのカルロス・ゴーンCEOは、「ケーターハムとの画期的なパートナーシップが、われわれの胸に長年去来していた思いを実現させる。アルピーヌのDNAを引き継ぐスポーツカーの創造だ」と語った。