2013年のメルセデスAMGは「完全な新型マシン」になる。これはニキ・ラウダが明らかにしたものだ。
先日メルセデスAMGの非常勤役員に就任した、過去3度のF1チャンピオンという経歴を持つラウダ。現在はメルセデス本社とメルセデスAMGの橋渡し役として、多忙な毎日を送っている。
今年のメルセデスAMGのマシンW03は、第3戦中国GPでニコ・ロズベルグが初優勝を飾ったり、第6戦モナコGP予選においてミハエル・シューマッハが最速ラップを刻んだりと、序盤こそまずまずの結果を見せていたものの、それ以外ではあまりぱっとしないというのが正直なところだ。
2014年のF1は大幅なルール変更が予定されているが、来シーズンのルールは基本的にはあまり変化がないため、大部分のチームは今季マシンをベースに来シーズンのマシン開発を進めている。
しかし来シーズンはルイス・ハミルトン(マクラーレン)が移籍してくることもあってか、単にW03を進化させるだけが自分たちのやり方ではないことを、ルクセンブルクのメディア『RTL』に対し強調しつつ、ラウダは次のように続けた。
「私たちは完全に新しいコンセプトのマシン開発に励んでいる。単純に言って、現在のものには速さが足りないんだ」