ホッケンハイムリンク(ドイツGP開催サーキット)は、2013年にニュルブルクリンクがドイツGPを誘致できなかった場合、すぐにピンチヒッターの役割を買って出られるように身構えている。
サーキットの財政事情が原因で、ニュルブルクリンクは先日公表された2013年の暫定カレンダーでは条件付きで入っている。
現在、F1ドイツGPはニュルブルクリンクとホッケンハイムリンクが1年交代で開催している。今年はホッケンハイムリンクでレースが行われたため、次にそのサーキットがF1の年間スケジュールに復帰するのは2014年の予定となっている。
ところが、来年のドイツGPが開催されるニュルブルクリンクは財政問題を抱えている。それを受け、ホッケンハイムの責任者のゲオルク・セイラーは「正常な財政状況」のもと、2013年もF1を誘致することも考えていると語った。
「現時点では、われわれは待機している状態だ」とセイラーは『DAPD通信』に伝えている。そして「要望があったら、われわれは考慮するだろう」と2年連続開催を受け入れる構えを見せている。
だが、セイラーとしてはニュルブルクリンクでレースが行われることを望んでいるようだ。「直面している難しい事情の中でレースを開催できないのであれば、彼らにとっては本当に残念なことだろう」とニュルブルクリンク関係者に気を遣っていた。