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F1第13戦イタリアGPフリー走行2回目、詳細レポート

2012年09月07日(金)23:04 pm

2012年F1第13戦イタリアGPが9月7日(金)、モンツァ・サーキット(1周/5.793km)で開幕。現地時間14時(日本時間21時)から90分間、フリー走行2回目が行われ、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップになった。

セッション開始時の天候は晴れ。気温27℃。路面温度は40℃。路温は午前中から10℃近く上がったが、非常にカラッとした陽気。9日(日)の決勝コンディションに近いと思われ、どのチームにとっても非常に大事な走行となりそうだ。

フリー走行1回目で油圧系の問題によりコース上でマシンを止めたパストール・マルドナード(ウィリアムズ)のマシンは、このセッションまでに完治。別のトラブルでストップしたフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、さらにはペドロ・デ・ラ・ロサ(HRT)は、依然としてピット内でマシンの調整中である。

フリー走行1回目でテストドライバーにマシンを譲っていたポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、ブルーノ・セナ(ウィリアムズ)、ナレイン・カーティケヤン(HRT)の3名は、この時間が初走行だ。

開始4分、キミ・ライコネン(ロータス)が序盤のベンチマークとなる1分25秒934で一番時計。その一方でカーティケヤンは、第2レズモで派手なコースアウト、なんとかコースに復帰した。

開始15分、ピットからミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)に向けてDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)不調の報告が入る。シューマッハはほかにも、先週末のベルギーGP決勝以来、6速ギアに不安が指摘されている。ギアボックスは5戦連続の使用が義務付けられており、途中交換すると次のレースで予選グリッド降格処分が下る。

同じころ、僚友のニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が1分25秒446でトップに。アロンソとデ・ラ・ロサは調整を終え、走行に加わる。そのアロンソが、早速1分25秒350のベストをたたきだした。1回目のセッションで14番手タイムだった小林可夢偉(ザウバー)は、中位で淡々とラップを重ねている。この時点で全車ハードタイヤのままだ。

最初に軟らかい方のミディアムに履き替えたのは、ヘイキ・コバライネンとビタリー・ペトロフのケーターハム勢。

セッション開始から35分が経過、トップは依然アロンソで1分25秒350。以下ロズベルグ、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、ライコネン、ディ・レスタ、シューマッハ、セルジオ・ペレス(ザウバー)、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)が、およそ1秒のあいだにひしめく。

どのドライバーもハードタイヤでの長距離走行を終えてミディアムに換装、ここからさらにタイムアップを狙う。

開始42分過ぎ、アロンソが無線でブレーキ周りの不調を訴えてピットへ。メカニックは左フロントに注目している。開始53分、バトンが1分25秒328でトップ。可夢偉はいまだにハードで走行中だ。

開始55分、チームメートのハミルトンが1分25秒290を出してバトンを2番手に追いやる。マクラーレンは午前中、かなりのダウンフォースをつけて走っていたと言われるが、ここから本領発揮か。

ブレーキが治ったアロンソはコース復帰、1分25秒348で3番手タイムをマークするが、ほどなくスローダウン。ギアが2速にスタックしたままだ。アクセルのオンオフを繰り返しながら再びピットへ。アロンソはオーバーオールを脱いでしまい、これ以上の走行をあきらめた。

同じく心配なのは、可夢偉。セッション残り15分の時点で周回数は誰よりも少ない14周。チェック走行でピットとコースのイン・アウトを繰り返すが、ついにあきらめてガレージにマシンを入れてしまった。

各車、ミディアムでロングランを繰り返しながら、セッションは終盤を迎える。気温29℃、路温41℃と、状況はかなり厳しそうだ。

結局このまま大きな順位の変動なく、90分のセッションは終了。トップはハミルトンで1分25秒290。2番手はバトンで1分25秒328。以下、アロンソ、マッサ、ロズベルグ、ライコネン、ディ・レスタ、8番手ヒュルケンベルグまでが25秒台。9番手ペレスは1分26秒068。10番手シューマッハ1分26秒094。レッドブルはマーク・ウェバーが1分26秒104で11番手、セバスチャン・ベッテルが1分26秒394で13番手と、まだ手の内を見せていない感じだ。

小林可夢偉は、17周を走って1分26秒730で16番手だった。

【結果】F1第13戦イタリアGPフリー走行2回目、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1第13戦イタリアGPフリー走行2回目の結果

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