フランスのサルテ・サーキットで14日(木)、ル・マン24時間の予選2日目が行われ、ハイブリッド搭載のアウディ1号車アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ/マルセル・ファスラー組がポールポジションを獲得。トヨタ勢では8号車アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/ステファン・サラザン組が3番手になっている。
今年から始まったWEC(世界耐久選手権)へ第3戦として組み込まれたル・マン24時間。第2戦からアウディがハイブリッドのR18 eトロン・クワトロを投入し、ル・マンからはトヨタもハイブリッドのTS030で参戦を開始するため、ハイブリッド対決に注目が集まっていた。
2日間にわたって行われた予選では、ハイブリッドを搭載するアウディの1号車がポール。2番手にはハイブリッド非搭載のアウディ3号車ロメ・デュマ、ロイック・デュバル、マルク・ジェネ組が入り、アウディ勢が1-2を達成。トヨタの8号車が3番手に入った。
アウディ勢もう1台のハイブリッド搭載車、アラン・マクニッシュ、トム・クリステンセン、ディンド・カペッロ組の2号車は4番手、トヨタ勢のもう1台、アレキサンダー・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴組の7号車は5番手に入り、今回参戦している4台のハイブリッド車がすべてトップ5へ入ったことになる。
ペスカローロと提携して参戦の17号車童夢は10番手、元F1ドライバー中野信治が所属するブーツェン・ジニオン・レーシングの45号車は23番手、女性ドライバーの井原慶子が所属するガルフレーシングの29号車は、予選1日目でクラッシュに見舞われながらも45番手となった。
決勝は16日(土)現地午後3時(日本時間22時)にスタートし、トヨタとアウディによるハイブリッド頂上決戦が24時間にわたって繰り広げられる。