今週末の16日(土)から有名なル・マン24時間レースが開催されるが、記念すべき80回目を迎える今年のル・マンには25人以上の元F1ドライバー、あるいはF1と密接な関係を有していたドライバーたちの参戦が予定されている。
まず、ル・マンにおける最上位カテゴリーであるプロトタイプ車によるLMP1クラスには、アラン・マクニッシュとマルク・ジェネがアウディで参戦する。
スコットランド出身のマクニッシュは2002年にトヨタからF1に参戦しており、ミナルディでF1出走の経験があるジェネは現在もフェラーリのテストドライバーを務めている。
2009年シーズン限りでF1を撤退したトヨタが、今年はル・マンで再び世界のひのき舞台に復帰することとなったが、そのカーナンバー8を背負うクルマをドライブすることになるのは、アンソニー・デビッドソン(元スーパーアグリ)、セバスチャン・ブエミ(元トロ・ロッソ)、そして1999年に1レースだけミナルディからスポット参戦した経験を持つステファン・サラザンという、人呼んでグランプリ・スーパーチームの面々だ。
また、別のトヨタのハイブリッド・プロトタイプをドライブするのはアレックス・ブルツ(元ウィリアムズ)と中嶋一貴(元ウィリアムズ)の2人だ。
さらに、このカテゴリーには昨年までロータスからF1に出走していたベテランドライバーのニック・ハイドフェルドがトヨタエンジンを搭載したローラでエントリーしている。
ハイドフェルドのチームメートを務めることになるのは、トロ・ロッソでサードドライバーを務めていたニール・ジャニと、4度F1チャンピオンに輝いたアラン・プロストを父に持つニコラ・プロストだ。
このほか、LMP1クラスには、フランク・モンタニー(元スーパーアグリ)、ジャン・クリストフ・ブイヨン(元ザウバー)、セバスチャン・ブルデー(元トロ・ロッソ)、デビッド・ブラバム(元シムテック)、カルン・チャンドック(元HRT)といった元F1ドライバーが参戦する予定となっている。
LMP2クラスでは、かつてフェラーリやマクラーレンでドライブした経験を持つ、現在55歳のステファン・ヨハンソンが日産エンジンを搭載したローラをドライブすることになっている。
また、スイス人ドライバーのジャン・デニス・デルトラズ(元パシフィック)や、2004年にミナルディで金曜のフリー走行を担当していたベルギー人ドライバーのバス・ランダースも出走する予定だ。
さらに、イギリスのベテランドライバーであり、F1のコメンテイターとしても有名なマーティン・ブランドルが今年GP3選手権(F1やGP2の下位カテゴリー)にレギュラー参戦している息子のアレックスとともに日産エンジンを搭載するザイテックをドライブする予定となっている。
また、このLMP2クラスには中野信治(元ミナルディ)や2009年にレッドブルでリザーブドライバーを務めていた22歳のニュージーランド人ドライバーであるブレンドン・ハートレイの名前も並んでいる。
GTクラスでフェラーリ458のステアリングを握ることになっているのは、F1での優勝経験も持つジャンカルロ・フィジケラと、2004年にミナルディで走ったことのある31歳のイタリア人ドライバー、ジャンマリア・ブルーニだ。
フェラーリのテストドライバーであるアンドレア・ベルトリーニとオリビエ・ベレッタ(元ラルース)が、フェラーリエンジンを搭載するAFコルセからエントリーすることになっており、ヤン・マグヌッセン(元スチュワート)はコルベットをドライブする予定になっている。
また、かつてF1でセーフティカーのドライバーを務めていたオリバー・ギャビンも別のコルベットで参戦を予定しており、ペドロ・ラミー(元ミナルディ)も同様のクルマで出走することになっている。
※文中のドライバー名のあとに付記されている所属チームは最終所属チーム