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井原慶子、WECで日本人初の入賞に涙

2012年05月06日(日)18:29 pm

ベルギーのスパ・フランコルシャンで5日(土)に行われたWEC(世界耐久選手権)の第2戦において、女性レーシングドライバーの井原慶子が9位に入り、同シリーズで日本人初の入賞を果たした。

ガルフ・レーシングからWECに参戦する井原だが、開幕戦ではトラブルのため決勝を戦うことができなかった。そして今回の第2戦では、フリー走行中のピット作業でドライバーが1人負傷したことから、本来は3人で戦うはずの決勝を2人で戦うことに。しかし、井原が駆る29号車は139周を周回してLMP2クラス9位、総合では23位に入り、無事に完走を果たしただけではなく、日本人として初の入賞を達成した。

井原は次のようにレースを振り返っている。

「アクセル全開でゴールをした瞬間、スパ・フランコルシャン・サーキットの上空に上がった花火を見て、あまりにもうれしくてヘルメットの中で涙が出ました。2007年より体調を崩していたこともあり世界転戦レースへの参戦は控えていましたが、今日WEC世界耐久選手権で初入賞することができ、日本から応援してくださった方々に本当に感謝しております」

「1月のドバイ24時間レース後に急きょ参戦オファーをいただいたので、トレーニングを再開してまだ数か月。主婦から復帰した私の体力でLMPを操って完走できるのか決勝の今日まで不安でした。さらに追い打ちをかけるようにチームメートの欠場で1人3時間をドライブしなくてはならなくなり、決勝前は久々に緊張しました」

「開幕戦からトラブル続きだった29号車も決勝当日にはセットアップもまずまず決まり、レース中にはル・マンに向けてたくさんのデータがとれました。次戦ル・マン24時間レースでは、思いっきり走れるようにこれからもチーム一丸となって頑張りますのでどうぞ応援よろしくお願いします」

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