ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで3日(木)、WEC(世界耐久選手権)の第2戦が開幕。日本人として唯一の参戦となった女性ドライバーの井原慶子(ガルフ・レーシング)は、1回目のフリー走行でクラス17番手、2回目のフリー走行はクラス16番手になった。
2回のフリー走行が行われたこの日、ガルフ・レーシングはセットアップを進めたが、ピットストップ中に発生したアクシデントにより、井原のチームメートが1人負傷してしまい、レースへ出場できなくなった。このため、井原の乗る29号車は、2人で予選と決勝を戦う。井原は、次のように初日を振り返った。
「今日はフリー走行が午前と午後、2回ありました。午前のセッションに発生したマシントラブルの改善に時間がかかってしまいましたが、午後のセッションの最後にはマシンセッティングを進めることができました。その後、ピット作業練習中に起こったアクシデントによりチームメートのドライバーの1人がケガをして、出場できなくなりました。大変残念ですが、予選、決勝は私とジャン・デニス選手の2人だけで戦うことになりました」
「明日は、ル・マン24時間に向けて多くのラップをこなし、ケガをしたドライバーの分もチーム一丸となってセットアップを進めたいと思います。どうぞ応援よろしくお願いいたします」