オリビエ・パニスは、今年からF1に参戦を開始したフランス人のルーキー、シャルル・ピック(マルシャ)の早い進歩に満足しているようだ。
F1で150レース以上を戦ったベテランで、栄誉あるモナコGPでも勝利を収めたことのあるパニスは、ラガルデール・グループの代理人として現在ピックのマネジメントを行っている。
「ロン・デニス(マクラーレン会長)とグリッド上で話す機会があったんだ」と、2009年限りで撤退したトヨタF1の黎明期(れいめいき)を支え、マクラーレンでテストドライバーも務めたことのあるパニスは『RMC』に語り、こう続けた。
「彼(ピック)に会いに来たんだよ」
「彼のこれまでの仕事に対して、みんなが興味を持っているという証しだ」
またパニスは、ピックが多くの時間をマクラーレンのドライバー・シミュレーターで費やしていることも明かした。マルシャはマクラーレンと技術提携を結んでおり、その恩恵でF1において不動のトップチームであるマクラーレンの施設を利用することができる。
「徐々にイメージを築きつつあるが、これはいい兆候だ。彼はパドックで敬意を払われている。これからも継続させないとね」とパニスはピックに期待を寄せている。