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ホンダ、2012年モータースポーツ活動の概要を発表

2012年02月04日(土)7:59 am

ホンダが3日(金)、モータースポーツ活動の概要を発表した。佐藤琢磨が今年もインディカーへ参戦するほか、ハイブリッド車CR-ZでのSUPER GTのGT300クラス参戦なども発表されている。以下、ホンダのプレスリリースより抜粋。

【二輪モータースポーツ活動】
FIMロードレース世界選手権シリーズの最高峰MotoGPクラスには、今年もワークスチームの「レプソル・ホンダ・チーム」が参戦。ライダーは、昨年シリーズチャンピオンを獲得したケーシー・ストーナーとダニ・ペドロサの2名を起用。マシンは、レギュレーションの変更にともない新開発の「RC213V」を投入し、2年連続のライダー、チーム、コンストラクタータイトルの3冠達成を目指します。また、サテライトチームに対してもマシンを供給し、Hondaは3チーム4名のライダーで戦います。

Moto2クラスには、引き続きHondaが唯一のオフィシャルエンジンサプライヤーとして「CBR600RR」をベースにしたエンジンを供給します。今年より125ccクラスに代わり導入されるMoto3クラスは、4ストローク250ccとなることから、ロードレース世界選手権は全クラス、4ストローク化されました。HondaはMoto3用マシンとして、「NSF250R」を開発、販売を開始しました。

MFJ全日本モトクロス選手権シリーズの最上位カテゴリーIA1クラスには、昨年よりワークス活動に復帰した「チーム・エイチアールシー」が参戦。ライダーは、昨年のIA1クラスシリーズチャンピオンの成田亮とIA2クラスよりステップアップする小方誠が加わり、平田優とともに3名体制で参戦します。

FIMスーパーバイク世界選手権シリーズ、FIMモトクロス世界選手権シリーズ、FIMトライアル世界選手権シリーズ、新たに参戦するFIMアジアロードレース選手権シリーズなどにおいても、Hondaは、世界で開催されるレースにおいて、各国のHonda現地法人とともにシリーズチャンピオン獲得を目指します。

【四輪モータースポーツ活動】

Hondaは、FIA世界ツーリングカー選手権シリーズ(WTCC)への参戦を決定し、FIAとの協議を開始しました。参戦車両は欧州で発売される新型「シビック(5ドア)」で、2012年10月に鈴鹿サーキットで開催される日本ラウンドからの参戦および、2013年のフル参戦を目指します。

SUPER GTシリーズは、さらに運動性能を向上させた「HSV-010 GT」をGT500クラスに投入し、5チーム5台体制でドライバーとチームのダブルタイトル奪還に挑みます。今年より(株)M-TECとの共同プロジェクトのもと、レーシングハイブリッドシステムを搭載した「CR-Z」をGT300クラスに投入、「チーム 無限」としての参戦活動をサポートします。

全日本選手権フォーミュラ・ニッポンでは、燃焼効率をさらに高め、高出力と低燃費を両立させた3.4L V8エンジン「HR10E」を4チーム6台に供給し、ドライバーズチャンピオンとチームチャンピオンのダブルタイトル奪還を目指します。
北米最高峰のオープンホイール・レースであるインディカー・シリーズには、2.2L V6ターボエンジン「HI12R」を6チーム10台に供給し、エンジンマニュファクチャラーズタイトルの獲得を目指します。また、シリーズ3年目の挑戦となる佐藤琢磨が「レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング」よりフル参戦します。なお、佐藤琢磨は今シーズン、フォーミュラ・ニッポンにもスポット参戦する予定です。

◆FIA世界ツーリングカー選手権シリーズ(WTCC)

Hondaは、世界ツーリングカー選手権シリーズ(WTCC)への参戦を決定し、FIAとの協議を開始しました。参戦車両は欧州で発売される新型シビック(5ドア)で、エンジンはFIA規則に準じて(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンターが開発する直列4気筒1.6L直噴ターボエンジンを(株)M-TECが製造、メンテナンスを担当します。車体開発と製造およびチームオペレーションは、イタリアのJ.A.S.モータースポーツが行い、2012年10月の鈴鹿サーキットで開催される日本ラウンドからの参戦および、2013年のフル参戦を目指します。

◆SUPER GTシリーズ<GT500クラス>
昨年に引き続きGT500クラスにおいて、ドライバーとチームのダブルタイトル奪還に向け「HSV-010 GT」の運動性能をさらに向上させ、今年も5チーム5台体制で戦います。また、今シーズンも「Honda GTプロジェクト」として、(株)M-TECと(株)童夢の協力のもと、(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンターが主体となってマシンを開発します。また、SUPER GTチャンピオンドライバーのラルフ・ファーマンが「オートバックス・レーシング・チーム・アグリ」から、2008年に全日本F3選手権でチャンピオンを獲得したカルロ・ヴァン・ダムが「ウイダー ホンダ レーシング」より、SUPER GT GT500クラスに参戦します。

◆SUPER GTシリーズ<GT300クラス>
今年より(株)M-TECとの共同プロジェクトのもと、レーシングハイブリッドシステムを搭載したCR-ZをGT300クラスに投入し、「チーム 無限」の参戦をサポートします。Hondaは主にレーシングハイブリッドシステムを中心としたパワープラント領域を担当、参戦時期は第4戦(スポーツランドSUGO)からを予定し、開発ドライバーには、インディカー・シリーズやSUPER GT GT500クラスに参戦経験のある武藤英紀を起用します。

◆全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
(株)日本レースプロモーションを通じ、3.4L V8エンジンのHR10Eを4チーム6台に供給し、Hondaエンジン搭載チームによるタイトル獲得を目指します。
なお、今年インディカー・シリーズにフル参戦する佐藤琢磨はフォーミュラ・ニッポンにもスポット参戦を予定しています(詳細は決定次第ご案内します)。


<インディカー・シリーズ>

インディカー・シリーズは、今年より複数のマニュファクチャラーがエンジン供給を開始します。アメリカン・ホンダ・モーターの子会社であるホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)が6チーム10台に2.2L V6ターボエンジンHI12Rを供給し、エンジンマニュファクチャラータイトルを目指します。
インディカー・シリーズに参戦する日本人ドライバー佐藤琢磨は、「レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング」に移籍し、3年目のシーズンを迎えます。

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