【速報】ハースF1、大クラッシュで負傷したグロージャンの代役としてピエトロ・フィッティパルディのF1デビューを発表
ハースF1チームは、バーレーンGPでの大クラッシュで負傷したロマン・グロージャンに代えてリザーブドライバーのピエトロ・フィッティパルディを今週末のサヒールGPでF1デビューさせると発表した。
ハースF1チーム代表ギュンター・シュタイナーは月曜日にグロージャンが入院する病院を訪れ、火傷からの回復には「少なくとも1レース」休ませる必要があると判断し「ピエトロを乗せるという選択は非常に簡単だった」と述べている。
「ロマン（グロージャン）にとってベストなのは少なくとも1レースを休ませることだと判断した後、ピエトロ（フィッティパルディ）をクルマに乗せるという選択は非常に簡単だった」
2度のF1チャンピオンであるエマーソン・フィッティパルディの孫であるピエトロ・フィッティパルディは、現在ハースのリザーブドライバーを務めており、今シーズンのほとんどのF1レースでチームに帯同している。フィッティパルディは2018年と2019年の過去2シーズンでテストドライブしてきたが、今週の金曜日に2020年マシンを初めてドライブすることになる。
「ピエトロは（今季型F1マシン）VF-20をドライブする。彼は、過去2シーズン、テストおよびリザーブドライバーとしてチームに帯同してきてよく知っている。正しい流れだし、彼にとって明らかに良いチャンスだ」
「彼は辛抱強く、常にこの機会に備えていた。そして今、それはやって来た。だから我々は彼をクルマに乗せたいんだ。彼はきっと良い仕事をしてくれるだろう。急に呼ばれることは非常に難しいだろうが、私が言ったように、ハースF1チームにとって正しい判断だと思う。」
これを受け、フィッティパルディは次のように語った。
「最も重要なことは、ロマン（グロージャン）が無事で健康だったことを嬉しく思う。このような大事故にも関わらず、彼の怪我が比較的軽かったことに僕たちは皆とてもホッとしている」
「言うまでもなく、F1に初出場する機会としては理想的な状況ではないけど、今週末、僕にハンドルに託すことを信じてくれた（オーナーの）ジーン・ハースとギュンター・シュタイナーにすごく感謝しているよ」
「今シーズンは、トラックサイドとシミュレーターの両方でチームと一緒に仕事をしているから、グランプリの週末でのチームのオペレーションはよく理解しているよ。僕のF1での最初のキャリアを始めることはエキサイティングなことだ。僕は全力を尽くすし、金曜日にバーレーンでフリー走行を始めることを楽しみにしているよ。」
第16戦サヒールGPは、先週と同じバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われるが、3.5kmという非常に短い「アウターレイアウト」をF1で初めて使用することになる。
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