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【FP2レポート】ホンダがトップ10キープ レッドブルが2-3/F1フランスGP

2018年06月23日(土)1:17 am

2018年F1第8戦フランスGPが6月22日(金)、ポール・リカール・サーキット(1周5.842km)で開幕。現地時間16時(日本時間23時)から行われたフリー走行2回目でメルセデスのルイス・ハミルトンが2セッション連続のトップタイムを刻んだ。

●【FP2結果】2018年F1第8戦フランスGPフリー走行2回目のタイム差、周回数

フリー走行1回目終盤にクラッシュしてF1マシンが炎上してしまったザウバーのマーカス・エリクソンはこのセッションに出走することができず、普段よりも1台少ない全19台で金曜日の2回目のフリー走行が開始された。

ハミルトンやフェラーリ勢はここに公式タイヤサプライヤーのピレリが持ち込んだドライタイヤの中で一番軟らかいコンパウンドのウルトラソフトタイヤで、レッドブル勢は中間に位置するスーパーソフトタイヤでこのセッションを開始する。

序盤は3強チームと呼ばれるメルセデス、フェラーリ、レッドブルのドライバーたちが周回を重ねるごとにトップが変わる展開となった。

フリー走行1回目でもそうだったが、ドライバーたちにとっては初めて経験するサーキットであり、またここの名物とも言える風の影響もあってか、スピンしたりコースアウトしたりするマシンがかなり目につく。

セッション開始から30分ほどが経過したころから新品のウルトラソフトタイヤで予選シミュレーションを開始するドライバーが出始める。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーもこの時点では3強チームに次ぐ7番手につけるなど、明日の予選、明後日の決勝に向けて期待が持てるパフォーマンスを示した。

ところが、90分間で行われたセッションが間もなく折り返し点を迎えようとしたころ、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)の左リアタイヤが走行中に外れてしまうというアクシデントが発生。これによりスピンしたペレスのマシンを撤去するために赤旗が振られ、セッションが中断されてしまう。

この時点でのトップ10は、ダニエル・リカルド(レッドブル)、ハミルトン、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ガスリー、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、カルロス・サインツ(ルノー)という顔ぶれだった。

約10分後にセッションが再開されると、ここでハミルトンが1分32秒539のトップタイムをマーク。それにリカルド、フェルスタッペンのレッドブル勢が続く展開となる。

一方、メルセデスのボッタスには何らかのトラブルが発生し、ガレージ内でかなり大がかりな作業が開始された。結局ボッタスはこのままコースに出ることができずにわずか7周でこのセッションを終えることになってしまった。

セッションの残り時間が30分を切ったあたりでフランス国籍を持つハースのロマン・グロージャンが6番手に浮上。ホームレースで今季初ポイント獲得を目指すグロージャン、そしてマグヌッセンのハース勢がかなり安定した速さを示した。

ところが、セッションの残り時間が10分を切ったところでトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーがコース脇にクルマを止めてしまい、ここでVSC(バーチャルセーフティカー)が導入されるというアクシデントが発生してしまう。

トラブルの原因はまだ明らかとはなっていないが、ハートレーは今季3基までの使用が認められているPU(パワーユニット)コンポーネントをすでに前戦の段階で3基投入しており、もしもこのトラブルによりPU交換が必要になれば大きなグリッド降格ペナルティーを受けることになってしまう。

残り時間が5分ほどとなったところでVSCが解除される。するとこのタイミングで新品ウルトラソフトを投入してきたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が8番手に食い込む走りを見せた。

これによりガスリーは順位を下げることになったが、それでも10番手にとどまり、2セッション連続でトップ10圏内をキープしている。終盤トラブルに見舞われたハートレーは15番手でこのセッションを終えている。

■フリー走行2回目トップ10ドライバー

トップ/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:32.539
2番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:33.243
3番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:33.271
4番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:33.426
5番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:33.689
6番手/ロマン・グロージャン(ハース) 1:33.699
7番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:34.156
8番手/フェルナンド・アロンソ(マクラーレン) 1:34.400
9番手/ケビン・マグヌッセン(ハース) 1:34.457
10番手/ピエール・ガスリー(トロロッソ) 1:34.535

F1フランスGPフリー走行3回目は、明日の日本時間20時から始まる。

●【ハイライト動画】レッドブル好調!母国GPガスリーはトップ10/F1第8戦フランスGPフリー走行2回目
●【トロロッソ・ホンダ】ガスリー「母国GPでまだペースを上げられる。良いセットを見つけた」
●【トロロッソ・ホンダ】ハートレー「PUに問題が起こり残念。ポテンシャルはある」
●【ホンダF1】「PU最適化は調整の余地あり。ハートレーのPUトラブル原因を分析する」

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