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【P2レポート】ホンダPUのアロンソ、ドライコンディションでも5番手タイム/F1マレーシアGP

2017年09月29日(金)17:54 pm

2017年F1第15戦マレーシアGPが9月29日(金)、セパン・インターナショナル・サーキット(1周5.543km)で開幕。現地時間15時(日本時間16時)から行われたフリー走行2回目でフェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップタイムを刻んだ。

●【タイム結果】F1マレーシアGPフリー走行2回目、タイム差、周回数

フリー走行1回目は雨にたたられたセパンだったが、このセッションは曇り空の下ながらドライコンディションで開始された。まずは多くのドライバーたちがここに持ち込まれたドライタイヤの中で中間に位置するソフトタイヤで走行を開始していく。

序盤はフリー1でトップタイムを刻んだレッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップに位置するが、その後ペースを上げたフェラーリのベッテルがトップに立ち、それにフェルスタッペン、フェラーリのキミ・ライコネン、レッドブルのダニエル・リカルド、そしてメルセデスAMGのハミルトンとボッタスが続く展開となる。

セッション開始から30分が経過したころから主要チームのドライバーたちが一番軟らかいスーパーソフトタイヤでの予選シミュレーションを開始する。

ここでも最初はレッドブル勢が順調にトップタイムを刻んでみせるが、その後スーパーソフトに履き替えたフェラーリ勢が本領を発揮。ベッテルが1分31秒261の最速タイムをマークし、それにチームメートのライコネンが続いていく。

90分のセッションが折り返し点を過ぎたころ、メルセデスAMG勢もスーパーソフトでの走行を開始する。しかし、フェラーリやレッドブル勢には届かず、ルイス・ハミルトンは5番手、バルテリ・ボッタスは6番手にとどまった。

そしてその直後にマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソがメルセデスAMG勢を上回るタイムをたたき出し、一気に5番手に浮上。ウエットコンディションとなったフリー1で3番手タイムを刻んでいたアロンソがドライコンディションでもメルセデスAMG勢を上回るパフォーマンスを示してみせた。

セッションの残り時間が30分ほどとなったところから各ドライバーがロングランプログラムに移行していく。ここでもフェラーリ勢がいいペースで周回し、ドライコンディションではレッドブルをしのぐペースがあることを示す。メルセデスAMGはロングランペースでもフェラーリには及ばず、まだセッティングが煮詰まっていない様子が見てとれる。

セッションが残り20分になろうかとするところでハースのロマン・グロージャンがターン13でコントロールを失い、グラベルを突っ切って激しくコース左のバリアにクラッシュするアクシデントが発生。セッションはここで赤旗中断となる。

リプレイ映像によると、コース右側の縁石に設けられていた排水溝のふたがF1マシンの走行によりめくれてしまい、それがグロージャンの右リアタイヤに突き刺さってタイヤバーストを招いたことがこの事故の原因だったことが判明。

グロージャンにけがはなかったが、時間内にその縁石部分の修復を行うことは不可能だと判断され、本来の終了時刻まで10分を残したところでセッションの終了が決まった。

■フリー走行2回目トップ10ドライバー

トップ/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:31.261
2番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:31.865
3番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:32.099
4番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:32.109
5番手/フェルナンド・アロンソ(マクラーレン) 1:32.564
6番手/ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG) 1:32.677
7番手/バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG) 1:32.720
8番手/セルジオ・ペレス(フォース・インディア) 1:32.862
9番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:33.060
10番手/エステバン・オコン(フォース・インディア) 1:33.096

マクラーレン・ホンダのアロンソが2セッション連続でトップ5に入るパフォーマンスを示す一方、チームメートのストフェル・バンドーンは13番手でセッションを終了している。

また、このレースでF1デビューを飾り、2018年にはトロロッソ・ホンダのドライバーとなる可能性が高いと言われているピエール・ガスリーは、このセッションではチームメートのカルロス・サインツを上回る15番手タイムを刻んでみせている。

F1マレーシアGPフリー走行3回目は、明日の日本時間15時から始まる。

●【動画】グロージャン、めくれた“排水溝”でタイヤが裂けて高速クラッシュ!

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