マクラーレンとホンダの契約解消には、トロロッソ・ホンダの誕生が必要だとドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は見ている。
●ホンダではなくフェラーリを選んだザウバー新代表、ホンダを使用しなかった理由は?
マクラーレンは、戦闘力の伸びないホンダと手を切り、来季からメルセデスかフェラーリのエンジン搭載を目指して交渉中だったが、両メーカーの返事は「ノー」だったと伝えられている。
マクラーレンの関係者が次のように話したと『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は伝える。
「とにかく来年は競争力のあるエンジンがほしい」
「ホンダが問題を解決できれば、ホンダと続ける」
■トロロッソ・ホンダの誕生が必要な理由
今のところマクラーレンに残された道は「トロロッソとホンダの契約を願う」ことだけだと『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』のミハエル・シュミット記者は書いている。
一旦ホンダと契約を結んだザウバーは、それを解消して、来季も引き続きフェラーリエンジンを搭載することを選んだ。
さらにマクラーレンがホンダとのエンジン供給を解消したら、ホンダエンジンの供給を受けるチームがなくなり、ホンダはF1参戦を継続できなくなってしまう。
「ホンダをF1から追い出すことになる(マクラーレンの)エンジンの変更に、FIAは合意しないだろう」とシュミット記者は書いている。
そこで、トロロッソがホンダエンジンにスイッチすることが必要になるというわけだ。そうすれば、ルノーとのエンジン契約が一枠余り、それをマクラーレンが引き継ぐことも可能になると記事は分析している。