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ベッテル「今年のマシンはメルセデスと互角」

2017年03月27日(月)19:19 pm

26日(日)にメルボルンで開催されたF1開幕戦オーストラリアGP決勝で優勝を果たしたフェラーリのセバスチャン・ベッテルが、現時点ではフェラーリとメルセデスAMGのF1カーはほぼ互角だと語った。

●【決勝結果と画像】F1オーストラリアGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

昨年まで3年連続でF1チャンピオンチームに輝いたメルセデスAMGは、今季通算4度目のF1タイトル獲得を狙うルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得するも、レース中のピット戦略によってベッテルに前に出られてしまい、今季初勝利を逃してしまっていた。

だが、予選でハミルトンに次ぐ2番手の位置を確保していたベッテルのレースペースは決してハミルトンに劣るものではなく、フェラーリとメルセデスAMGのパフォーマンスが非常にきっ抗していたのは事実だ。

■メルセデスAMGの弱点は車重か

そんな中、今季のメルセデスF1カーが抱える弱点のひとつは重量だと伝えられている。

レース前にはメルセデスAMGが使用している巧妙なサスペンションシステムに関して、違法ではないかとの指摘も行われていたが、結局メルセデスAMGはそのサスペンションシステムをオーストラリアに投入することはなかった。これは、そのシステムを装着するとさらに車重が増してしまうため、その使用を断念したということのようだ。

メルセデスAMGを率いるトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)も、「重量が、我々がもっと改善できるエリアだ」とこれを認めている。

■勝敗を分けた?ハミルトンのピットタイミング

だが、オーストラリアGP決勝をポールポジションからスタートしたハミルトンがベッテルに負けてしまったのは、タイヤ交換を行ったハミルトンがコースに戻ったときにレッドブルのマックス・フェルスタッペンの後ろにつかえてしまったことが最大の原因だったのも事実だろう。

もし、もっと違うタイミングでタイヤ交換を行い、ハミルトンがフェルスタッペンの前でコース復帰することができていたら、きっとレースもそのままハミルトンが勝っていただろうと考えている者も少なくない。

■クルマの性能はほぼ互角だとベッテル

ともあれ、今後もメルセデスAMGとフェラーリがしのぎを削る戦いが展開されることは間違いがなさそうだ。

2015年の第13戦シンガポールGP以来となる、自身通算43回目の勝利をメルボルンであげたベッテルは、次のように語った。

「現時点では、僕たちは同じ力のマシンを持っているようだし、これがそのまま続くことを期待しているよ」

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