イギリスの『Sun(サン)』紙は、マクラーレンが今年限りでホンダとの契約を打ち切り、その後は再びメルセデスからエンジン供給を受けることを検討していると報じている。同紙によれば、ホンダはこれを受けてパワーユニット供給先をザウバーに変更することになるだろうという。
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■決別はうわさに過ぎないとホンダ
ホンダF1プロジェクト責任者の長谷川祐介は、すでにマクラーレン以外のチームとエンジン供給に関する交渉を開始していることを認めたものの、マクラーレンと決別するというようなうわさは事実ではないと次のように主張した。
「それはうわさにすぎませんし、私は気にしていません。私たちは自分たちがやるべきことに集中するだけです」
■マクラーレンもうわさを否定
長谷川も、ホンダが今季に向けて「いい仕事ができていない」と認めているが、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、「(バルセロナ)テストでの我々のパフォーマンスがこうしたうわさの引き金になったのだと思っている」と語り、次のように付け加えた。
「もちろん、我々としても改善するためにありとあらゆる選択肢を検討している。本来期待したところに到達できていないわけだからね。だが、我々は共に取り組み続けているよ」
■関係は今も「健全」だとマクラーレンのボス
昨年失墜したロン・デニスに代わってマクラーレンの最高責任者の座についたザック・ブラウンも、ホンダとの契約破棄は考えていないと示唆するように、次のように語った。
「今我々がホンダと話をしているのは、“どうすればこの状況から抜け出せるのか?”ということだけだよ。つまり、関係は非常に健全なままだ」