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ケケ・ロズベルグ「運に左右されるのもF1」

2016年11月29日(火)19:10 pm

最終戦までもつれこんだ2016年のF1ドライバーズタイトル争いだったが、先週末のF1アブダビGP決勝で2位フィニッシュを果たしたニコ・ロズベルグがチームメートのルイス・ハミルトンの追い上げをかわしてポイントリードを守り切り、初タイトル獲得を決定した。

●ロズベルグ親子、ハミルトンの戦略を批判せず

だが、ハミルトンは、ロズベルグがタイトルを取ることができたのは自分のほうにF1カーの信頼性の問題が多発したためであり、そういう意味ではロズベルグには本当のチャンピオンの資格はないと主張したと報じられている。

だが、ニコ・ロズベルグの父親であり、1982年のF1チャンピオンである元F1ドライバーのケケ・ロズベルグはこれに関し次のように語った。

「それがこのスポーツなんだ」

「バトン(マクラーレン)はアブダビでサスペンションを壊してしまった。それは彼が激しく縁石に乗ってしまったからだし、クルマが2つに避けてしまわなくて彼は幸運だったよ。だけど彼はこう言っていたよ。『わぁ、ひどいクルマだ』とね」

「ドライバーというのはそうしたものなんだよ」

現在とはポイントシステムが大きく違うものの、全16戦で行われた1982年シーズンにわずか1勝しかできなかったにもかかわらず年間チャンピオンに輝いたねばりの走りが身上のケケは、次のように付け加えた。

「私は、ルイスはすでに2回幸運を得たと思っている。ニコが一度も幸運に恵まれてはならないという理由はないだろう?」

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