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タイヤに不安のハミルトン「トップ10にたどり着くのも難しいかも」

2016年08月28日(日)18:32 pm

ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、最後列からのスタートでポイント圏内のトップ10に入れるか不安を感じている。

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現在19ポイント差でドライバーズ選手権トップのハミルトンだが、F1ベルギーGP(28日決勝)ではパワーユニット交換のペナルティーで最後列からスタートする。

チームはペナルティーを消化する場所として全開区間の多いベルギーGPを選んだが、例年になく暑いことに加え、ピレリが指定した空気圧が高いこともあり、タイヤのオーバーヒートが問題になっている。

■トップ10も難しいかもしれない

ハミルトンはばん回に自信がなさげだ。

「抜きたいなら、コーナー手前で近づかなきゃいけないけれど、それがすごく難しいんだ。1周後ろをついて走ったら、もうタイヤが終わってしまう」

「タイヤがこういう状態では、明日はトップ10にたどり着くのも難しいと思うくらいだ。間違っているといいけれど。うれしい驚きを味わえることを願うよ」

■モンツァのほうが良かったか

タイヤの問題を受けて、メルセデスAMGビジネス部門のエグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフも、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように話している。

「今になってみれば、エンジンペナルティーを消化する場所としてはモンツァ(イタリアGP/9月4日決勝)のほうが良かったかもしれない」

「われわれはほかのチームよりオーバーヒートやブリスター(オーバーヒートでタイヤ表面に気泡ができる現象)に苦しんでいるようだ」

■デメリットは改良型を使えないこと

しかし、ハミルトンはシーズン残りで使えるパワーユニットを3基分確保したことに満足している。

「これで少しアグレッシブにドライビングしても心配する必要がなくなったからね」

ただ、今後メルセデスAMGがパワーユニットに改良を施しても、ハミルトンはその恩恵にあずかれない。

「そのデメリットは受け入れなければならない」とヴォルフ。

「残り9戦に十分なエンジンを確保したというアドバンテージのほうが上回る」

パワーユニット交換によるペナルティー制度には批判もある。ハミルトンはこう話して不満を表した。

「MGU-Hが何か、誰も知らないし、誰も興味なんかないよ」

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