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2014年F1ルール(レギュレーション)

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▼2014年F1ルール 2015年F1ルール
 2014年の主な変更予定
 最終戦でのポイントが2倍に
最終戦までタイトル争いが継続することを狙い、最終戦ではドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権のポイントが2倍になる。

 カーナンバーの固定化
各ドライバーは、2~99の間でカーナンバーを選ぶことができ、その番号をF1キャリアを通じて使用できる。ただし、複数のドライバーが同じ番号を選択した場合、前年の選手権上位のドライバーが優先される。なお、カーナンバー1は、チャンピオンが使用する。

 ペナルティー・ポイント・システムの導入
コース上でのルール違反に対し、1~3ポイントを加算。合計12ポイントになると、次戦への出場が禁止される。ポイントは12ヶ月間有効。

 コース外を走行した際のアドバンテージ
コース外を走行してアドバンテージを得た場合、それを相殺するための方法を導入する。

 風洞とCFD (コンピューターによる空力シミュレーション)
コスト削減のため、風洞とCFDでの作業時間を大幅に削減。また、2チームで1つの風洞を使用することを可能にする。

 エンジンの供給チーム数
メルセデスからの要請により、4チームへのエンジン供給を可能にする。

 シーズン中のテスト
シーズン中に2日間のテストを4回行うことができる。リソースやコストを最小限に抑えるため、このテストはヨーロッパのサーキットでレース後の火曜日と水曜日に行われる。

 開幕前のテスト
新パワーユニット導入のため、2014年1月からテストを行うことができる。

 フリー走行1回目でタイヤを1セット追加
タイヤの消耗を心配することなく走行することを奨励するため、金曜フリー走行1回目の開始から30分のみ使用できるタイヤを1セット追加する。

 パワーユニットの使用制限
シーズンを通じて使用できるパワーユニットは5ユニットまで。これ以上のパワーユニット一式を追加する場合は、ピットレーンからのスタートとなる。使用が許可される5ユニットの中でターボチャージャー、MGU(モーター・ジェネレーター・ユニット)、エネルギー貯蔵装置を交換する場合、10グリッド降格となる。

 パワーユニットの登録
各メーカーとも、2014年から2020年にかけて登録できるパワーユニットは1種類のみ。搭載、信頼性、コスト削減に関する変更のみ認められる。

 レースで使用する燃料量の制限
レース中に使用できる燃料は100kgまで。これはFIAのメーターで監視される。

 エンジンの変更
エンジンを1.6リッターV6ターボエンジンに変更。

 エンジンスターター装着の義務化
ドライバーがコックピット内からエンジンを始動できるよう、エンジンスターター装着を義務化。

 段差ノーズの廃止
ノーズの段差をなくす対策が採用された。合わせて、安全面からノーズの高さを低くする措置も採用されている。

 最低重量の引き上げ
パワーユニットの重量増が当初の予想よりも大きくなると見込まれるため、最低重量を5kg引き上げ、691kgになる。これに伴い、重量配分も変更される。

 リアブレーキの電子制御
エネルギー回生中も一貫したブレーキングを行えるよう、リアブレーキ回路の電子制御を認める。

 サイドインパクト構造の標準化
サイドインパクト構造の斜め方向の衝撃への耐性と一貫性を高めるため、共通化されたパーツを採用する。現在行われている衝撃検査は、静止状態でのプッシュオフテストと圧搾テストに置き換えられる。これにより各チームが独自パーツを開発する必要がなくなるため、コスト削減にも寄与する。

 サイドインパクト構造の標準化
ドライバーの頭部の両脇にあるコックピット周縁部を強化するため、静荷重テストでのたわみ量を20mmから5mmへ変更する。

 KERS(ERS)の出力引き上げ
KERS(運動エネルギー回生システム)が2014年からはERS(エネルギー回生システム)と呼ばれ、運動エネルギーに加えて熱エネルギーも回生可能になる。運動エネルギー回生の出力は現在の60kwhから、倍の120kwhに引き上げ。これにより、2013年は約6.6秒間KERSによるアシストを得られていたのが、2014年からは約33秒間にわたって、160馬力のアシストを使えるようになる。

 ギアボックス
現在の7速ギアから8速ギアへ移行。これに伴い、各チームはシーズンを通じて使用するギアレシオ(ギア比)を申告しなければならず、サーキットごとにギアレシオを変更することができなくなる。ただし、1回のみギアレシオ変更が認められる。1基のギアボックスを6戦連続で使用しなければならない。

 フロントウイング幅の縮小
2013年は1,800mmだったフロントウイングの全幅が1,650mmになる。

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