レッドブルが「平和で穏やか」である限り、マックス・フェルスタッペンはどこにも行くつもりはないと語った。
●【2024F1第5戦中国GP】タイムスケジュール・全セッションの結果
ここ数カ月、レッドブル首脳陣の権力闘争が激しく、3度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンが2028年の契約を破棄する可能性が噂されていた。
クリスチャン・ホーナー代表を女性告発者が申し立てた内部抗議について、より偏りのない新しい弁護士が担当しているという新たな報道があったにもかかわらず、権力闘争が突然静かになったのはそのためかもしれない。
「ノーコメントだ」とヘルムート・マルコ博士は『Osterreich』紙に答えた。
■レッドブルに乗るマックスは無敵のコンビ
しかし、フェルスタッペンがこの騒動の中でチームを辞める可能性があるかと聞かれた時、マルコは極めて慎重に言葉を選んでいる。
「マックスは最速のクルマに乗りたいんだ」とマルコは語った。マルコはホーナーがこれ以上の権力を持つことに反対しているとされるオーストリアの派閥に属している。
「そしてレッドブルに乗るマックスは無敵のコンビだ。でも、もしマックスをフェラーリに乗せたら、状況は変わってくるだろう。彼がチェコ(ペレス)を上回っている20秒は、彼(フェルスタッペン)のドライビングの優位性に相当する」
「マックスはベストなクルマを持っているところで走るだろう。そして彼はレッドブルでそれを持っている。他には何もない」とマルコは繰り返した。
■フェルスタッペンの唯一の条件は「平和と平穏」
フェルスタッペンはレッドブルを去るという荒唐無稽な見通しについて質問された時、「舞台裏の平和と平穏」が唯一の条件だと口にした。
「最初から常に言っているのは、平和で穏やかな環境を望んでいるということだ」と『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』紙はフェルスタッペンのコメントを伝えている。
「最近、僕たちはクルマとパフォーマンスについて話していると思うんだけど、それについてはすでにとても満足しているよ。そうあるべきだね」
「もちろん、チームに満足している限り、離れる理由はないよ」と26歳のトリプルチャンピオンは付け加えた。