マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の個人マーケティング・チームは35人以上に膨れ上がり、彼のF1キャリアの先まで視野に入れ始めている。
『Verstappen.com(フェルスタッペン・ドット・コム)』はオランダのリンブルフ州スワルメンにある素晴らしい施設でニコ・デ・ヨングCEOが率いており、彼はオランダの『Formule 1(フォーミュラ1)』誌に、マックスとレッドブルの2028年の契約を超えてブランドを発展させていくつもりだと語った。
「この会社がユニークなのは、遅かれ早かれレースをやめることになる1人の人間を中心に回っていることだ」と彼は語った。
現在、『フェルスタッペン・ドットコム・レーシング』は下位カテゴリーのドライバーをサポートしており、今週はポルトガルのポルティマオ・サーキットでマックスと父ヨスが個人的にテストしているマシンもある。
「マックスがレースをやめたときに、ここのドアを閉めるというのは我々の野望ではない」とデ・ヨングは主張し、ワールドチャンピオン3冠のマックスが最終的には自身のGT3チームを運営する計画について言及した。
「もし、マックスがファッションの仕事を続けたいと言うなら、それも選択肢のひとつだ。あるいは、シムレースやカートセンターを続けるかもしれない。あるいはF1デパート店も可能だ」
「なぜなら、我々は仕入れ、販売、マーケティングという点で、“ゲーム(仕事)”の進め方を知っているからだ。1人のドライバーのためだけでなく、複数のドライバーのためにそれを行うこともできる。要するに、“ゲーム”全体はオープンだが、我々がすでにそれについて考えているのは明らかだ」
■ファッションは角田裕毅やガスリー、ハミルトンの領域だ
しかしデ・ヨングは、マックス・フェルスタッペンのファッションブランドはあり得ないと認めている。
「ルイス・ハミルトンや角田裕毅、ピエール・ガスリーのような男たちの方が、マックスよりも理にかなっているように思える。なぜなら、マックスは純粋にレースに夢中で、それが彼の生きがいだからだ」
とはいえ、当面はフェルスタッペンの焦点はF1を支配することだ。
「そしてマックスはまだ勝利を終えたわけではないよ」とデ・ヨングは締めくくった。
■2017年にオープンしたマックス・フェルスタッペン公式ショップ『Verstappen.com & Max Verstappen shop』と『Verstappen Travel』の拠点(Googleマップ)
2017年6月17日(土)、マックス・フェルスタッペン公式ショップがリンブルフ州スワルメン(オランダ)にオープンした。
■2020年にオープンしたマックス・フェルスタッペン公式ショップ『Verstappen.com & Max Verstappen shop』
2020年10月14日(水)、バタビア・スタッド・ファッション・アウトレットにオープンしたマックス・フェルスタッペン公式ショップ。