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AppleがF1独占中継権に年3,000億円? 将来のF1放送は『Apple TV』のオンライン中継だけに?

2023年10月05日(木)20:24 pm

世界的テクノロジー企業である『Apple(アップル)』がF1産業に本格的に乗り出す計画をしているとの噂がささやかれている。

■アップルが年間3,000億円でF1独占中継権獲得を計画?

アメリカのカリフォルニア州に本社を構えるアップルが運営する『Apple TV』は、すでに7度F1チャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンの新作ドキュメンタリーを制作中だ。そして、その制作会社は現在、ブラッド・ピット主演の新作F1映画のために『Apple Original Films』と協力している。

こうした中、伝えられるところによれば、アップルはF1のオンライン生中継をコントロールするための大規模な独占グローバル放映権契約を結ぶことを目指しているようだ。

『Business F1(ビジネスF1)』誌によると、この契約は年間20億ドル(約3,000億円)という途方もない金額になる可能性があり、現在のF1テレビ放送契約が全て終了した後に取って代わることになるという。

同誌によれば、最近、F1オーナーであるリバティ・メディアのグレッグ・マッフェイCEOが「テレビの分断化」に懸念を示し、2025年までF1放映権契約を結んでいる『ESPN』のような大手でさえも地盤を失いつつあると警告したとしている。

■疑問を呈するロシアのF1解説者

ロシアの有名なF1解説者として知られるアレクセイ・ポポフは、この件に関して自身のYouTubeチャンネルで次のように語っている。

「アップルが年間20億ドルの提供を申し出ているという噂がある。しかし、それには彼らが全てを見せるという条件付きだ。つまり、テレビはもうなくなるということだ」

「どの国も自国のテレビ放送局を持つことはなくなるだろう。F1を見たければApple TVにログインして、料金を払えということだ」

そう語ったポポフは、次のように付け加えている。

「それがファンにとっていいニュースなのかどうか、それは私には分からない」

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