ニック・デ・フリース(アルファタウリ)は、モナコでF1キャリアを再び軌道に乗せたいと考えている。
28歳のオランダ人ルーキーは、レッドブルのヘルムート・マルコ博士から、2023年の開幕から結果を残せず失望させたことで、おそらくあと3レースしかないと警告されてモナコ公国へ向かった。
■フェルスタッペンがアドバイス「大げさに考えずレースをすればいい」
そんな彼に、友人であり同郷のマックス・フェルスタッペンは週末早々にアドバイスを送った。
「このような状況でさらに頑張ろうとしてもうまくいかない」と、現役のワールドチャンピオンは語った。
「物事を大げさに考えずに、ただレースをすればいいんだ」。
結局、デ・ブリースは予選でアルファタウリのチームメイト、角田裕毅に再び連敗を重ねたが、決勝では角田を上回る12位でフィニッシュした。
『Algemeen Dagblad』紙に「トップ10に僅差で近づいているようだね」とデ・フリースは語っている。
「中団グループは僅差だから、毎週末違うかもしれない。でも、僕らが持っているスピードはポジティブなもので、これをベースにすれば、いずれは僕らの道が開けるだろう」とデ・フリースは付け加えた。
■デ・フリース「無理をしてはいけないと学んだ」
「今週末はもっと上を目指したいという気持ちはあったけど、とにかく堅実な週末だった。だけど、僕らのクルマはトラブルに巻き込まれることなく、クルマを持ち帰ることができた。僕らの目標はまともなレースをすることで、それは成功したと思う」
「僕たちは何も間違っていなかったと思う。無理をしてはいけないということを学んだ。忍耐強くなければならないね」。