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【ペナルティ】ルクレール、フェラーリF1のミスで地元モナコGPは3グリッド降格・・・決勝の戦略も不安?

2023年05月28日(日)8:01 am

2023年F1第7戦モナコGP(モンテカルロ市街地)の予選でシャルル・ルクレール(フェラーリ)はランド・ノリス(マクラーレン)の走行を妨害したとして、3グリッド降格を受けた。地元モナコでの苦戦は続きそうだ。

●【2023F1第7戦モナコGP】スターティンググリッド・・・ルクレールは3グリッド降格

■ルクレール、地元で3グリッド降格の6番グリッドスタートへ

ルクレールは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)に続く予選3番手だったが、3グリッド降格により、エステバン・オコン(アルピーヌ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)の後ろ、6番グリッドからスタートすることになった。

スチュワードは予選後の調査において、両ドライバーと話し合い、データ、ビデオ映像、無線メッセージの徹底的な検証を行い、ルクレールがQ3の終盤でノリスの走行を妨害したと断定した。

フェラーリのフレデリック・バスール代表は「トップ5に2台が入った唯一のチーム」で「戦略で勝負できるか検討できる」としていたが、どんなに素晴らしい戦略を立ててもこうしたミスが発生すると、これまで繰り返してきたように勝てるレースも逃してしまうことになる。

■スチュワードの報告書

スチュワードが発表した報告書には、次のように書かれている。

「ルクレールはQ3の最終ラップを終え、ターン4からターン10までの複合エリアに入っていた」

「ノリスはアタック中で、トンネルの真ん中でルクレールを捕まえたが、明らかに妨害された」

「両ドライバーは、トンネルに入る光とトンネル内の光による視界の困難さ、トンネルの一方の側からもう一方側への走行ラインの変更を考慮すると、ルクレールがノリスを妨害しないためにトンネル内で安全に行えたことはほとんどなかったと同意した」

「実際スチュワードは、マーシャルが表示した青旗に対してルクレールが賢明な方法で反応したことを観察したが、この時点では遅すぎた。しかし、スチュワードはチーム無線を確認し、ルクレールのチームは、ノリスがすでに彼の真後ろに来るまで、ノリスの接近について何の警告も与えなかった」

「さらに、このコースの前方部分の議論は、完全に競合するドライバーに関するものであり、このコースで重要な課題である後方のトラフィックに関するものではなかった」

「スチュワードは、ルクレールが適切なタイミングでチームから警告を受けていれば、特に、ノリスのアプローチがマーシャリングシステム上で明確だったことを考慮すると、トンネルに入る前に妨害行為を避けるためにできたことがたくさんあったと考えている」

「したがって、スチュワードは、この妨害行為は不必要だったと考えている。スチュワードは、過去数年間の不必要な妨害行為のペナルティーをすべて見直した」

「すべてのケースで、チームの行動や不作為は、不必要な妨害行為を軽減するものではなかった。したがって、スチュワードは3グリッド降格という通常のペナルティを課す」。

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