レッドブルが2021年のF1チーム予算上限に違反していたことが明らかとなったことで、レッドブルに対して批判の声をあげている者も多い。
そして、そうしたレッドブルへの批判キャンペーンに対し、レッドブルのチーフテクニカルオフィサーを務めるエイドリアン・ニューウェイの妻が反論を行った。
■イギリス人ジャーナリストがレッドブルを激しく批判
イギリスの大手新聞『The Times(タイムズ)』のジャーナリストであるマシュー・サイドは、先週末に開催されたF1メキシコGP後にレッドブルを非難し、ルイス・ハミルトン(メルセデス)は2021年のタイトルを「奪われた」のだと主張。
サイドはさらに、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーを「妄想家」、「無礼者」、「負け犬」と呼び、予算上限に関する不当な批判を受けたことでチームメンバーの子どもたちが学校でいじめられたとホーナーが主張したことも批判している。
ホーナーは「自分のルール違反から目をそらすためにいじめや精神衛生を利用している」と非難したサイドは、次のように主張している。
「もしレッドブルのルール違反の結果としてメンタルヘルスの問題があるとしても、その責任は彼らだけにあり、彼らを批判した者たちにはない」
■ニューウェイの妻が“有毒なジャーナリズム”を非難
こうした中、天才F1マシン設計者と称されるレッドブルの技術最高責任者の妻であるアマンダ・ニューウェイが、ソーシャルメディア上でサイドに対して次のような反論を展開した。
「私や私の夫、レッドブルのメンバーや家族の精神状態を判断する資格があなたにあるのでしょうか?」
「チームのために働いているわけでもないのに1年にわたって罵られ続ければ、精神的に参ってしまいます。有毒なジャーナリズムでファンを挑発することは、問題に拍車をかけるものです」
アマンダは、イングランドの水泳、ダイビング、水球、オープンウォータースイミング、シンクロナイズドスイミングの国家統治機関である『Swim England(スイムイングランド)』で“インサイツオフィサー”を務めているが、その後SNSに投じたこれらのコメントは削除されたという。