F1第16戦イタリアGPの決勝レースが、100周年を迎えたモンツァ・サーキットで行われた。
●【2022F1第16戦イタリアGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
最終ラップのフィニッシュライン直前までセーフティカー先導のまま、7番手スタートのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がイタリアGP初優勝を飾った。5連勝、通算31勝目でチャンピオンにまた一歩近づいた。
2位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3位はジョージ・ラッセル(メルセデス)だった。ルクレールはセーフティカーがラスト1周でも入らないことに対して「もうトラックはクリアだよ!」とレース再開を訴えたが叶うことはなかった。最後までコース上に残っていたセーフティカーは、最終ラップの最終ターンを過ぎたところでピットレーンに入ったが、チェッカーフラッグまでの100mほど加速しただけでレースは再開することなくフィニッシュした。
チャンピオンシップをリードするレッドブルは、セルジオ・ペレスが6位でフィニッシュ。
レッドブルと同じくHRC(ホンダ・レーシング)がサポートするパワーユニットを搭載するアルファタウリF1は、2020年F1イタリアGPで初優勝を経験したピエール・ガスリーが8位、最後尾スタートから追い上げた角田裕毅は14位だった。
F1レースデビューのニック・デ・フリース(ウィリアムズ)は9位でポイントを獲得した。
全20名の内、約半数近い9名ものドライバーがグリッド降格ペナルティを受け、スターティンググリッドは予選結果とは大幅に変わっていた。