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ポルシェとレッドブルF1の提携詳細がモロッコで判明。株式50%取得で共同運営

2022年07月28日(木)9:08 am

ポルシェがレッドブルF1チームの株式を50%買収し、10年契約をする。公然の秘密となっている2社の詳細な情報が明らかになったと『Autosport(オートスポーツ)』など複数の海外メディアが報じている。

■7月の発表予定は延期

ポルシェとレッドブルF1の提携は、当初オーストリアGPで正式発表が予定されていたが、6月29日に発表された2026年からのエンジンレギュレーションがFIA世界モータースポーツ評議会で承認されなかったため、延期となった。ポルシェがF1参戦を正式発表するには、このエンジンレギュレーションの確定が必須条件となるためだ。

■モロッコで提携内容が判明

しかし、この2社の提携にはもう1つのハードルがあった。この提携に問題がないという世界各国の独占禁止法を取り締まる当局から許可を得ることだ。しかも、EU内だけでなく、EU外の20カ国以上で申請する必要がある。そのひとつがモロッコだ。

申請文書には、ポルシェとレッドブルF1は提携の詳細を明らかにする必要があるが、モロッコの法律では、申請が承認されると強制的に公表されることになっているという。そのため、今回承認をしたモロッコの“公正取引委員会(Conseil de la Concurrence)”からこの内容が公表されたことで、2社からの正式発表前に詳細が明らかになったということだ。

■50%の出資、10年契約

この文書によると、ポルシェは7月8日、レッドブルのグランプリ(F1)事業への50%の出資を含む“レッドブルとの10年間のパートナーシップ”に着手したという。また、この提携は8月4日に正式に発表される予定であることが明示されている。

■アルファタウリF1は?

角田裕毅が所属するアルファタウリF1については文書では言及されていないが、レッドブルが100%所有するチームであることから、こちらもポルシェエンジンを搭載するだろうと予想されている。同じエンジンを搭載することで、ギアボックスなどパーツの共通化やデータ収集、開発面でメリットが大きいためだ。

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