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ダニエル・リカルドがSNSで主張「僕は間違いなく2023年もマクラーレンで走る」若手や元F1王者など複数の候補がうわさに

2022年07月15日(金)0:11 am

ダニエル・リカルド(マクラーレン)が、SNSを通じて、現在自分やマクラーレンについてささやかれているうわさに反論を行った。

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■今季もマクラーレンで苦戦が続くリカルド

2018年までレッドブルに所属し、F1通算7勝をあげていたオーストラリア出身ドライバーのリカルドだが、チームがマックス・フェルスタッペンを中心とする体制に変わりつつあったことから2019年にはルノーに移籍。だが、当時のルノーには勝利を狙える力がなかったことから、2021年にはさらにマクラーレンへと移籍していた。

ところが、マクラーレンでは自分よりも10歳年下のランド・ノリスとの戦いにも苦戦。2021年のF1第14戦イタリアGPではチャンスをうまくつかんで移籍後初優勝を遂げたものの、ほかのレースでは浮き沈みが多く、その年はランキング8位に終わってしまった。

そしてマクラーレンでの2シーズン目として迎えた今年も、ランキング7位のノリスに大きな差をつけられ、現時点ではランキング12位に沈んでいる。

■ささやかれ続けるリカルドのシート喪失に関するうわさ

こうした状況を受け、マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンが5月末に、リカルドがチームの期待に応えられていないとコメントし、契約を中途解除する可能性もあるとほのめかしたことから、リカルドが今季限りでマクラーレンのシートを失う可能性が高いとのうわさがささやかれるようになっている。

実際のところ、リカルドはマクラーレンとの間に2023年までの契約を結んでいるが、マクラーレン側にはそれを中途解除することは認められない内容となっていると伝えられている。そして、最近ではブラウンも2023年もリカルドがマクラーレンに残留することになると示唆するコメントを行っている。

ところが、それとは裏腹に、リカルドのシートが危ないのではないかとのうわさはさらに強さを増してきている。

その理由のひとつは、マクラーレンが今週、インディカーで活躍する若手ドライバーのコルトン・ハータをポルトガルのアルガルヴェ・サーキットでテストすることが明らかとなったことだ。

さらに、12日(火)にはマクラーレンが現在チップ・ガナッシ・レーシングに所属している2021年のインディカー・チャンピオンであるアレックス・パロウと2023年の契約を結んだと発表したことで、さらにそうしたうわさに拍車がかかっている。

■パロウに加えて複数の候補がうわさに

かつて日本のスーパーフォーミュラやGTシリーズでも活躍していた現在25歳のスペイン出身のパロウだが、マクラーレンでは2023年にパロウがマクラーレンのインディカーチームで走ることになるのか、あるいはF1で走る可能性があるのかといったことについてはまだ何も発表しておらず、単にマクラーレンのドライバー名簿に加わることになるといった表現にとどめている。

さらに、F1関係者やメディアの間では最近、現在アルピーヌのリザーブドライバーを務めているオーストラリア出身の若手ドライバーであるオスカー・ピアストリや、現在ウィリアムズにレッドブルからレンタル移籍しているアレクサンダー・アルボン、さらにはアルピーヌとの契約が今季で満了することになるフェルナンド・アロンソや同じくアストンマーティンとの契約が満期を迎えるセバスチャン・ベッテルなどもマクラーレンのシートを狙っているようだとのうわさもささやかれるようになっている。

■マクラーレンを去るつもりはないとリカルド

こうした中、リカルドは13日(水)にSNSを通じて異例とも言えるメッセージを発信。その中でリカルドは次のように語っている。

「F1での僕の将来に関して多くのうわさがささやかれている。だが、それに関しては僕が言うことに耳を傾けてほしい」

「僕は来年末までマクラーレンにコミットしているし、このスポーツから去るつもりもない。今、僕はチームと一緒に全力でマシンを改善し、本来あるべき姿に戻そうと取り組んでいる。僕はまだ、かつてなかったほどにそうしたいと望んでいる」

そう主張したリカルドは、「ル・カステレ(来週末にポール・リカール・サーキットで行われるF1フランスGP)で会おう」と付け加えている。

リカルドがこのメッセージをSNSで発信した直後、マクラーレンは、リカルドがイギリスのウォーキングにあるマクラーレンのファクトリーに入り、そこでシミュレーター作業に取り組んでいるとツイートしている。

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