新型コロナウイルスのパンデミックにより“ゴースト・レース”と呼ばれる無観客レースとして開催されてきた2020年F1シーズン序盤だったが、その流れにはどうやら終止符が打たれることになりそうだ。
モンツァ・サーキットで開催された第8戦イタリアGPまではすべて無観客レースとして行われていたが、ムジェロ・サーキットでの第9戦トスカーナGPでは3,000人弱の観客がサーキットでの観戦を許されていた。
そして今週末にソチで行われる第10戦ロシアGP(27日決勝)に向けては30,000人がすでにチケットを購入したと伝えられている。
そしてそのロシアGPの次にニュルブルクリンクで行われる第11戦アイフェルGP(10月11日決勝)でも20,000人の観客がサーキットで直にレースを観戦できることが確定したようだ。
ドイツのアールヴァイラー郡当局が、ニュルブルクリンクが準備している新型コロナウイルス対策を承認し、観客動員を認めたと伝えられている。
アイフェルGPのチケットは22日(火)に販売が開始されているが、最も安い席で199ユーロ(約24,400円)となっているようだ。
「コロナの時期において、膨大な人員がかかわってこれに必要な計画を進めているが、問題はコストだ」
そう語ったニュルブルクリンクの責任者ミルコ・マークフォルトは次のように付け加えた。
「しかし、ファンにチケットを購入し、レースを安全に楽しむ機会を提供することが重要なんだ」