フェルナンド・アロンソが将来再びF1に戻ってくる可能性はある。
そう語るのはアロンソのマネジャーを務めるルイス・ガルシア・アバドだ。
目標としていた3度目のF1タイトル獲得の望みを失ったアロンソは、現在開催されている2018年のF1第21戦アブダビGP(25日決勝)を最後にF1の舞台から去ることになる。
■将来のF1復帰を示唆したアロンソ
アロンソは、2019年にはアメリカでインディ500に挑戦することが決まっているほか、WEC(世界耐久選手権)や、その他の有名レースに出走する可能性を示唆している。
そのアロンソは22日(木)にアブダビで次のように語った。
「来年の4月か5月ころにはソファーに座って(F1に)復帰する手段を懸命に探そうとしているかもしれないよ。だけど、最初からそんな考えを持っているわけじゃないけれどね」
■これで完全に終わるわけではないとマネジャー
そして、ガルシア・アバドも、アロンソはまだ“引退”したわけではないとスペインの『Marca(マルカ)』に次のように語った。
「フェルナンドとF1の関係を考えれば、“さようなら”ではなく、“じゃあ、またね”というところだよ」
「これで終わりではあるものの、絶対に復帰はないとは言えないよ」
■勝てるクルマさえあればアロンソは復帰するとブリアトーレ
そして、現在もアロンソのマネジメントに関与しているフラビオ・ブリアトーレもスペインの『El Mundo(ムンド)』に次のように語っている。
「彼がいつか復帰する可能性はある」
「これで本当にさようならだとは誰も言っていないよ。勝てるだけのクルマを手にすることができれば、彼が復帰することもあるし、競争力を示すことができるだろう」
「はっきりしていることは、彼はこういう状態で続けることはできなかったということだ。サーキットに来てもまったくチャンスがないのだからね。それでは意味がないんだ」
■アロンソのいないF1はロナウドのいないサッカー
かつてルノーのチーム代表としてアロンソとともに2005年と2006年にF1タイトルを獲得した経験を持つブリアトーレは、いずれにしても2019年のF1はひとりのスーパースターを失うことになると次のように付け加えている。
「ほかの何人か(のF1ドライバー)は、もしチームのユニフォームを着ていなければパドックでも誰だか分からない子供たちだ」
「フェルナンドのいないF1なんて、クリスティアーノ・ロナウドのいないサッカーのようなものだよ」