シャルル・ルクレール(ザウバー)が、自分がF1きっての名門チームのドライバーとなるにふさわしいかどうかはフェラーリが決めることだと語った。
■ルクレールのフェラーリ加入が濃厚に
最近の報道では、フェラーリの新CEOとなったルイス・カミレリは2019年もセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンのラインアップを継続したいと考えているものの、7月に亡くなったフェラーリ前会長のセルジオ・マルキオンネがすでにルクレールと2019年に向けて仮契約を結んでいたため、チームとしてはそれを尊重する方向に動き始めていると伝えられている。
もちろん、そうなればシートを失うのは38歳のライコネンの方だ。
■ライコネン残留は難しいとイタリアのメディア
先週末にモンツァで行われたF1イタリアGPではライコネンがポールポジションを獲得し、レースでは惜しくも最後にルイス・ハミルトン(メルセデス)に逆転を許したものの2位で終えるという活躍を見せた。
だが、イタリア国内でも来季もライコネンがフェラーリで走る可能性は小さくなったと考えている者が多いようだ。
イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は次のように書いている。
「ルクレールが来るのではないかとの強い疑いを抱いている」
「フェラーリは彼をほかのチーム(ハース)に移籍させようとしたが(ハースの)答えはノーだった。そしてシャルルとの契約は2年だけとなっていた。そのため、物事は彼に有利に動いている」
■決めるのはフェラーリだとルクレール
ルクレールに関しては、現在所属しているザウバーも引き続き来季も自分たちのところで走って欲しいと考えているはずだ。
しかし、2016年からフェラーリの若手ドライバーアカデミーに所属しているルクレールは、もしフェラーリに行くチャンスがあればそれをつかみたいと示唆している。
「どうなるかは分からない。今では彼らもドライバーとしての僕のことをよく知っている。だから彼らが僕がそれ(フェラーリ)にふさわしいかどうかを決めることになる」
そう語った20歳のモナコ出身ドライバーは次のように付け加えた。
「僕はまだ若いし学ぶべきこともたくさんある。だけど、もし僕がフェラーリに行くという状況になれば、夢がかなうことになるよ。だけど、僕がもうそれにふさわしいかどうかは分からない。それは彼らが判断することさ」