近い将来、F1カレンダーにベトナムGPが登場する可能性が高まってきているようだ。
2017年にF1の新オーナーとなったアメリカのリバティ・メディアだが、その指名を受けて現在F1最高責任者を務めているチェイス・キャリーは伝統あるヨーロッパがF1の基盤であると語りつつも、アメリカやアジアでのレースをさらに増やしていく考えを明らかにしている。
アメリカでは現在テキサス州オースティンで開催されているCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)でのレースに加え、来年にはマイアミ市街地コースでのレースが新たに加えられることがほぼ確実だと見られている。
■ベトナムに行きたいとキャリー
そして、アジア地域において今キャリーが目を向けているのがベトナムだ。
「ベトナムはものすごくエキサイティングな国だよ」
フィリピンの首都マニラで行われたイベントに参加していたキャリーはフランスの『L’Equipe(レキップ)』にそう語ると次のように続けた。
「我々の想像力に訴えかけてくる国だし、我々はあそこに行きたいと思っている」
現在のうわさによれば、2019年にはマイアミがF1カレンダーに加わり、その翌年2020年にベトナムが加わるだろうと言われている。
■いくつかの既存レースについては見直しも?
一方、キャリーはリバティ・メディアは現在カレンダーにあるほかのレースについても検討を行い、それらの改善に努めたいと考えていると主張している。
「まず、我々としてはそれらが素晴らしいレースにふさわしいサーキットであることを確認したいと思っている」
そう述べたキャリーは次のように付け加えた。
「実際のところ、おそらく我々が介入すべきサーキットもいくつかあるだろうね」