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膨らむレッドブル・ホンダ誕生の可能性 判断は2018年9月か

2017年09月25日(月)16:52 pm

レッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコが、2018年のトロロッソ・ホンダの状況次第では、2019年にレッドブル・ホンダが誕生する可能性を強く示唆した。

15日(金)にマクラーレンとホンダが今季限りで決別することが発表されたが、同時に2018年以降ホンダがレッドブルのジュニアチームであるトロロッソにPU(パワーユニット)を供給することも明らかにされている。

過去3年にわたってマクラーレン・ホンダが非常に厳しい状況を抱え続けたことを考えれば、レッドブルがホンダと組むという決断をしたことに対して疑問を投げかける者もいる。

■ホンダには期待できるはず

だが、レッドブルのモータースポーツアドバイザー職にあるマルコは、地元オーストリアのテレビ局『ORF』に次のように語った。

「我々はホンダと話をしたが、同時に独自の調査もかけていたんだ」

「そこで得た情報から、我々は今後に向けて楽観的に考えているよ」

「シンガポール(第14戦)ではマクラーレンが2台ともトップ10に入ったし、エンジン開発は進んでいると見ている。それに、背後でどういうことが行われているかについても我々は知っているからね」

「ホンダには財政的な底力もあるし、関連テスト装置も含め、最も近代的なファクトリーなどの必要設備も有している。そしてF1を続け、パートナーシップのもとで勝利したいという強い意志を持っているんだ」

「だが、我々には日本人の考え方に対応する必要もある。当然ながら、それは我々ヨーロッパの人間とは少し違うからね」

■2018年の結果次第では2019年にレッドブル・ホンダ誕生へ

最近のうわさでは、ルノーは2018年限りでレッドブルへのPU供給を停止することになるだろうと言われている。

一方では来季からアストンマーティンがレッドブルのタイトルスポンサーとなるのではないかとのうわさもささやかれており、2021年から導入される新エンジンレギュレーション次第ではアストンマーティンがPUサプライヤーとしてレッドブルとともにF1参戦を行うのではないかとも言われている。

しかし、マルコはイギリスを代表する名門自動車会社アストンマーティンとの関係を強めつつあることを認めながらも、実際に2019年以降にレッドブルが搭載するPUに関してはホンダが第一候補となるだろうと示唆している。

「それ(アストンマーティン)は財政面での協力関係であり、パワートレインとは何の関係もないものだ」

そう述べたマルコは、次のように付け加えた。

「今後、トロロッソとホンダがどういう成果を見せるかを楽しみにしているところだよ。2018年の9月には我々が2019年にどうするかということについて話をすることができるようになるだろう。そこがトロロッソとホンダがどういう仕事をしているのかを見極めるにふさわしい時期だからね」

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