F1ブラジルGP決勝レースで雨の中素晴らしいドライビングで世界中を魅了したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)をF1界も絶賛している。
●“絡んできた”フェルスタッペンをトト・ヴォルフが称賛「物理学を再定義しないと」
レッドブルチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、次のように絶賛した。
「ロズベルグを抜いた時の動きは、勇敢で、巧みで、勇気があった」
「名場面と比較されてしかるべきだ。今日我々が目にしたものは本当にとてもスペシャルなものだったと思うよ。モナコでのアイルトン・セナや歴史上でも他の素晴らしいドライバーたちのように私には見えた。際立っていたよ」
雨のレースでの名場面は1950年から900レースを超えるF1の歴史の中でもわずかしかないが、1984年F1モナコGPや1993年ドニントンで見せたアイルトン・セナ、1996年F1スペインGPのミハエル・シューマッハの走りに匹敵するものだったと皆が口を揃える。
『BBC』ではフェルスタッペンに対してF1界では次のようなコメントを紹介している。
■ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)
「ストレートに来たとき、彼(フェルスタッペン)が90度、壁に向いているのを見たよ。僕は「何てこった?!」って考えていたね」
■父親のヨス・フェルスタッペン
「こんなものは見たことがない、私も驚いているよ。私は数多くのレースを観てきたけど、今日は信じられないほどだった。彼自身が誇りに思っていたよ。こういうシーンはF1でもっと見たいものだね」
■トト・ヴォルフ(メルセデスチーム代表)
「フェルスタッペン・ショーだったね。本当に信じられないようなドライビングだった。素晴らしいエンターテインメントだったよ。物理学は再定義されるね」
■ニキ・ラウダ(メルセデスチーム非常勤取締役会長)
「フェルスタッペンは傑出していた。彼はみんなをパスしていって、面白いレースだった。彼は才能がある男だと思っていたが、彼は全員に対して自らの才能を見せつけたね」
●【動画】「セナやシューマッハクラス」フェルスタッペンに絶賛の嵐(2:47)