フェラーリに必要なのはチーム代表を「サポート」できる人間だとF1最高責任者バーニー・エクレストンは話している。
フェラーリはコンストラクターズ選手権でレッドブルに抜かれて3番手に下がり、1勝も挙げられずにシーズンを終える可能性が高い。
フェラーリに足りない要素は何かと聞かれたエクレストンは、『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように答えている。
「フェラーリはチャンピオンに必要な要素をすべて持っている。ドライバーも、開発を補助する施設もね」
「あるとすれば、人事的な問題かもしれない」
「私がフェラーリにジャン・トッド(FIA会長)を雇うべきだと提案した頃も、似たような状況だった」
トッドは、90年代にフェラーリに加わるとチームを改革し、2000年代に5連覇という黄金時代を築き上げた。
「彼らはイタリア人のボスを好むから、簡単ではなかったよ。しかし、これこそフェラーリに欠けているものだと思う」
「誰かがアリバベーネと交代すべきだと言っているわけじゃない。それより、日々の業務でアリバベーネをサポートする人物が必要だと言っているんだ」とエクレストンは語っている。