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F1最高速記録、11年ぶりの更新なるか

2016年09月01日(木)20:40 pm

11年間にわたって守られてきた記録が、今週末のF1イタリアGP(4日決勝)でついに破られるかもしれない。

今季初開催のF1ヨーロッパGP予選では、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)が378km/hの史上最高速を記録した。(予選での記録)

レース中の公式F1最高速記録は、ファン・パブロ・モントーヤ(マクラーレン・メルセデス)が2005年F1イタリアGPで記録した372.6km/hというトップスピード。これが現在のF1史上最速の記録だ。

■2004年に史上最速を記録したピッツォニア「今でも覚えている」

その前年、2004年F1イタリアGPでウィリアムズ・BMWのアントニオ・ピッツォニアが当時F1史上最速の369.9km/hを記録していた。

当時は自然吸気のV10エンジンで、最高2万1000回転、1000馬力を誇った。しかし、今年のV6ターボエンジンによって、記録が破られるのではないかと考える者もいる。

ピッツォニアは、負傷欠場したラルフ・シューマッハの代役としてイタリアGPに出走して記録を打ち立てた。『Auto Bild(アウト・ビルト)』に当時を振り返って次のように語っている。

「私は、ちょうどいい時にちょうどいい場所で、いいクルマに乗っていたんだよ」

「10気筒のBMWだったから、当時の最強エンジンが私にはあった。いかに速く走れるかはすぐに分かったよ。デビッド・クルサードが乗るマクラーレンのスリップストリームに入って、自分の速さをはっきり感じた時のことを今でも覚えている」

それでも恐怖は感じなかったという。

「正直、モンツァで十分な周回を重ねれば、慣れるものなんだよ」とピッツォニアは話している。

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