F1マレーシアGPを開催するセパン・インターナショナル・サーキットが、新たにF1の複数年開催契約を結んだことを近いうちに発表する準備を整えたようだ。
最近、セパンの責任者であるラズラン・ラザリがロンドンを訪れ、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンと会ったことが明らかとなっていたが、これはF1開催契約延長交渉のためだと考えられている。
現在のセパンのF1開催契約は2015年までとなっており、3月29日に決勝が行われる今年の第2戦終了後は契約が切れてしまう状況にある。
マレーシアでは、1999年からF1サーキット設計者として知られるヘルマン・ティルケによってマレーシアの首都クアラルンプールに近いセパンに建設されたサーキットでF1開催を継続してきている。
ラザリは20日(火)に、『Bernama(ベルナマ通信)』に対し、マレーシアの経済は世界的な石油価格下落によって厳しい状況に置かれているものの、F1は観光面においても重要な位置づけとなると語り、次のように続けた。
「F1は、マレーシアを価値のある魅力的な訪問先にしてくれる」
「ヨーロッパやアメリカ、そしてオーストラリアからの観光客はマレーシアにお金を落としてくれるからね」
「F1を継続することは観光面にとってはいいことだよ」
そう語ったラザリは、次のように付け加えた。
「私は、今年のF1(マレーシアGP)が最後にはならないという強い自信を持っているよ」