マルシャのチームシャツを身にまとったスタッフの一団が19日(水)、アブダビのパドックに姿を現した。
当地では折しも、同チームが今週末のF1最終戦に戦列復帰すべく中東に向かっているとうわさされていたところ。彼らはどうやら、マルシャにパワーユニットを供給するフェラーリの従業員のようだ。
ヤス・マリーナ・サーキットでは、資金を用意したマルシャが期限までにアブダビに到着したときのためにガレージも用意されている。
彼らと同様にアメリカとブラジル両GPを欠場したケータハムは、会社清算の合間をぬってマルシャよりも先にアブダビ入りした。
議論を呼んだクラウドファンディングが功を奏し、2014年最終戦出場のメドが立ったのだ。
その手法はバーニー・エクレストンの怒りも買ったが、彼は19日(水)にイギリス『BBC』に出演、ケータハムの生き残りに一役買ったことを打ち明けている。
「(アブダビに)行きたいというものだから、タダで輸送したのだ」とエクレストン。
「こちらには何の義理もないが、ある程度は助けてやった。彼らを運ぶために、わざわざ一機をチャーターしたよ。少しサービスしすぎの感はあるが、とりあえずやるだけはやった」