フィンランドの『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』紙が、かつてマクラーレンやケータハムで活躍したヘイキ・コバライネンがF1の世界に再び戻ることになりそうだと報じている。
同紙によれば、2012年シーズンいっぱいでケータハムのシートを失っていたコバライネンは、メルセデスAMGとテストドライバー契約を結ぶことになるという。
昨年、シーズン途中からケータハムの控えドライバーに復帰していたコバライネンは、今年再びケータハムのシートを獲得することになるだろうと見られていた。だが、ケガの治療のために戦列を離れることになったキミ・ライコネン(現フェラーリ)の代役として最終2レースにロータスから出走したコバライネンはそこで期待通りの力を発揮することができず、ドライバーとしてのイメージを落とす結果となってしまっていた。
ケータハムのチームオーナーであるトニー・フェルナンデスは、コバライネンがそのときロータスで苦戦したことが、今季彼ではなく小林可夢偉と契約を結ぶことになった「ひとつの要因」だったと認めている。
コバライネン自身はまだ2014年の計画に関するコメントは出していない。だが、『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』紙はコバライネンとメルセデスAMGとの話し合いはしばらく前から行われており、すでに契約締結の準備も整えられていると報じている。